Exhibitions展覧会

茶の湯名碗展

2012/09/08(土) 〜 2012/12/09(日)

野村美術館 

古くから名碗として伝えられてきた唐物天目や高麗茶碗、そして野々村仁清や尾形乾山などの日本の名工による優品まで、多彩な名茶碗をご紹介します。それぞれの違いや良さをお楽しみください。期間中は泉屋博古館とのタイアップ企画も開催!


茶の湯の茶碗は、お茶がおいしく飲めるものはもちろん、その姿形が美しいものが選ばれてきました。

茶の湯が日本に伝わった鎌倉時代から南北朝時代は、もっぱら中国で作られた「天目」が使われました。戦国時代に入ると朝鮮から伝わった「高麗茶碗」が盛んに使用されるようになりまし た。
高麗茶碗は、井戸茶碗をはじめ粉引、刷毛目、三島、熊川、呉器などの茶碗があり、造形の力強さや色合いが愛でられて茶の湯に取り入れられたのです。

桃山時代に千利休が、長次郎に「樂焼」を指導して焼かせ始めると、その直後から織部焼、志野焼が登場します。そして、中国や朝鮮にはない茶碗、日本生まれのいわゆる「和物茶碗」が茶の湯によく用いられるようになりました。
その後野々村仁清や尾形乾山が登場し、色絵による華やかな茶碗が作られるようになります。

このように茶の湯の茶碗は、中国製である唐物天目、朝鮮の焼物である高麗茶碗、日本で作られた和物茶碗にわかれますが、それぞれにまとった雰囲気や背景が違い、見どころが異なります。
この展覧会では、古くから名碗として伝わり、数寄者たちによって世に紹介された作品から、日本の名工による優品まで多彩な茶碗の数々を紹介します。
それぞれの違いや良さを見比べながら味わってみてください。

展覧会概要

期間 2012/09/08(土) 〜 2012/12/09(日)
会場・開催場所 野村美術館
時間 10:00~16:30
休館日 休館日:月曜日(ただし、9/17、10/8は祝日のため開館)、9/18(火)、10/9(火)
料金 大人:700円
高大生:300円
小中生:200円
70歳以上の方、20名以上の団体(大人のみ):500円
注意事項等 ※展覧会期間中、泉屋博古館との共同企画として入館者の方に泉屋博古館の割引券をプレゼントいたします。また、泉屋博古館に来館の方には野村美術館の割引券がプレゼントされます。(詳細は下記「CHECK POINT1」をご確認ください。 → 泉屋博古館「住友コレクションの茶道具」展(同期間開催) 【立礼茶席】 展覧会期間中には館内にて立礼茶席が設けられます。初心者の方でも気軽にお茶席体験ができます。(抹茶・上生菓子付/1客600円/受付原則16:00まで) ※菓子がなくなり次第終了となります。 ※9月11日(火)~14日(金)は休席となります。
お問い合わせ TEL:075-751-0374075-751-0374
FAX:075-751-0586
ホームページ http://www.nomura-museum.or.jp/tenjinaiyou/

関連アートイベント

該当するアートイベントはございません。

関連記事

該当する記事はございません。