Exhibitions展覧会
躍動する昭和 木村 伊兵衛 展
日本近代写真の第一人者・木村伊兵衛。彼が撮影し続けた「昭和」という時代の風景は、私達の記憶の中にある懐かしい感情を蘇らせます。この展覧会では、何必館コレクションより厳選した約60点の作品を展示。新しいものと忘れ去られていくものがせめぎあっていた「昭和」という時代を愛用のカメラ「ライカ」で見つめ続けた木村伊兵衛の足跡を辿ります。
日本近代写真の第一人者として、常に日本の写真界を牽引してきた、木村伊兵衛(1901-1974)。
木村が残した「昭和」という時代の風景は、私達の記憶の中にある懐かしい感情を蘇らせます。
東京の下町・下谷に生を受けた木村は、まずおもちゃの青写真から写真の世界に触れました。
その後彼の興味はカメラやモチーフを変えて続き、そして29歳のときにドイツの小型カメラ「ライカ」にたどり着きます。
「ライカ」と出会った木村は、下町で育った感覚を活かし、生まれ育った東京下町の人々から、やがて沖縄や秋田の農村へと視線を広げ、多くの優れた作品を生み出しました。
木村は「ライカ」の持つ速写性を生かした、スナップやポートレイトに独自の感覚を発揮しました。
出会った瞬間にその存在の核心を見抜き、シャッターを切る。木村伊兵衛にとって、カメラは肉眼よりもはるかに奥深くを視ることのできる道具だったのではないでしょうか。
木村が撮影し続けた「昭和」の時代は、新しいものと忘れられていくものがせめぎあっていた時代でした。しかし写真には彼の洒脱な人柄が加わり、ただの報道写真にはない表現することへの喜びが溢れています。
今日では、彼の撮り続けた風景は急速に変化する都市の中でほとんどが失われてしまいました。しかし木村が丁寧に切り取った人々の生活の細部に備わる感覚は、現代の私たちの根底にも脈々と受け継がれています。
今回の展覧会では、「躍動する昭和」「秋田の民俗」「よみがえる都市」「日本列島」「ポートレイト」というテーマを、何必館コレクションより厳選した約60点の作品で構成します。
木村伊兵衛が見つめた昭和の日本を、この機会に是非ご覧下さい。
木村が残した「昭和」という時代の風景は、私達の記憶の中にある懐かしい感情を蘇らせます。
東京の下町・下谷に生を受けた木村は、まずおもちゃの青写真から写真の世界に触れました。
その後彼の興味はカメラやモチーフを変えて続き、そして29歳のときにドイツの小型カメラ「ライカ」にたどり着きます。
「ライカ」と出会った木村は、下町で育った感覚を活かし、生まれ育った東京下町の人々から、やがて沖縄や秋田の農村へと視線を広げ、多くの優れた作品を生み出しました。
木村は「ライカ」の持つ速写性を生かした、スナップやポートレイトに独自の感覚を発揮しました。
出会った瞬間にその存在の核心を見抜き、シャッターを切る。木村伊兵衛にとって、カメラは肉眼よりもはるかに奥深くを視ることのできる道具だったのではないでしょうか。
木村が撮影し続けた「昭和」の時代は、新しいものと忘れられていくものがせめぎあっていた時代でした。しかし写真には彼の洒脱な人柄が加わり、ただの報道写真にはない表現することへの喜びが溢れています。
今日では、彼の撮り続けた風景は急速に変化する都市の中でほとんどが失われてしまいました。しかし木村が丁寧に切り取った人々の生活の細部に備わる感覚は、現代の私たちの根底にも脈々と受け継がれています。
今回の展覧会では、「躍動する昭和」「秋田の民俗」「よみがえる都市」「日本列島」「ポートレイト」というテーマを、何必館コレクションより厳選した約60点の作品で構成します。
木村伊兵衛が見つめた昭和の日本を、この機会に是非ご覧下さい。
展覧会概要
期間 | 2011/01/21(金) 〜 2011/03/06(日) |
---|---|
会場・開催場所 |
何必館・京都現代美術館
|
時間 | 10:00~18:00(入館は17:30まで) |
休館日 | 休館日:月曜日 |
料金 | 一般:1,000円 学生:800円 |
お問い合わせ |
TEL:075-525-1311075-525-1311
FAX:075-525-0611 |
kahitsukan@kahitsukan.or.jp | |
ホームページ | http://www.kahitsukan.or.jp/ |
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