Exhibitions展覧会
宗廣コレクション 芹沢銈介 展
日本の伝統的な型染めを下に芸術性の高い染色を生み出した芹沢銈介。民芸の思想と沖縄の紅型の出会いで生まれたそのデザイン、作風は今なお新鮮で、圧倒的な存在感を放っています。この展覧会では、芹沢作品のコレクターである宗廣陽助氏のコレクションから、屏風や反物、のれんから素描まで代表作の数々をご紹介します。
人間国宝のわざ 暮らしをあざやかに染めてゆく
芹沢銈介(1895-1984)は、日本の伝統的な型染を基に芸術性の高い染色を創始した作家です。
静岡市の呉服屋に生まれて少年の頃から画才を発揮していた芹沢は、長じて染色の制作を始めます。その後、柳宗悦(1889-1961)の提唱する民芸の思想と出会い、沖縄の紅型の色づかいに大きな衝撃を受け、自らの作風を確立しました。
鮮やかな色彩と深い精神性をそなえた芹沢の仕事は、「型染」という語ではくくりきれません。
そのため、1956年、重要無形文化財保持者(人間国宝)の認定にあたっては、「型絵染」という新しい分野が考案されました。
その作風はいまなお新鮮で、圧倒的な存在感を放っています。
郡上紬の制作者である宗廣陽助氏は、芹沢銈介の作品世界に深く惚れ込み、芹沢のデザインの本質を表す作品を収集してきました。宗廣氏は芹沢の工房に足を運び、時には自身の織った生地を運んで作品を依頼したといいます。
この展覧会では、宗廣氏のコレクションから、屏風、反物、のれん、染め絵、ガラス絵、素描など、芹沢銈介の代表作100余点をご紹介します。
主な展示品
文字入四季文屏風 1971年座辺の李朝屏風 1969年頃雪持笹に松梅文様着物 1966年(写真)御滝図文のれん 1962年紅型いろは文屏風 1958年(写真)組紐文帯地 1955年四季曼荼羅図屏風 1971年(チラシの作品)※いずれも作品写真:宮川邦雄
展覧会概要
期間 | 2012/04/07(土) 〜 2012/06/03(日) |
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会場・開催場所 |
京都文化博物館
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時間 | 10:00~18:00(金曜日は19:30まで/入場は閉室30分前まで) |
休館日 | 休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌日休館) |
料金 | 一般:1,000円(前売・団体:800円) 大高生:700円(500円) 中小生:400円(300円) |
注意事項等 | ※団体は20名以上 ※前売券はチケットぴあ(Pコード:765-002)、ローソンチケット(Lコード:59128)ほか、京阪神主要プレイガイドで販売 |
お問い合わせ |
TEL:075-222-0888075-222-0888
FAX:075-222-0889 |
ホームページ | http://www.bunpaku.or.jp/exhi_serizawa.html |
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