Exhibitions展覧会
川西英コレクション収蔵記念展 夢二とともに
この展覧会は創作版画界の第一人者・川西英が収集し大切に保管してきた作品・資料・1100余点すべてが京都国立近代美術館に収蔵されたのを記念し、その全貌を紹介する初めての機会となります。川西英が敬愛した竹久夢二の作品・資料を軸にしながら、ほとんど公開されたことのない油彩画や肉筆画も加えた代表作約600点によって構成され、更に交流のあった創作版画家たちの代表作、そして富本憲吉やバーナード・リーチら工芸作家の版画、さらに後にわが国の「前衛」表現をリードする美術家たちの貴重な作品が含まれている<川西英コレクション>の魅力を紹介しています。
京都国立近代美術館は、2006年度より、神戸で活躍した版画家・川西英が集め続けた作品・資料の収集を進めてきました。この展覧会は、2011年10月、京都国立近代美術館が<川西英コレクション>のすべてを収蔵することを記念し開催するもので、その全貌を紹介する初めての機会となります。
この<川西英コレクション>は、大正~昭和にいたる「もうひとつの美術史」を形成する、貴重な作品の数々で占められています。なかでも、川西英と大正ロマンを代表する画家として知られる竹久夢二の交友の結晶として集められた夢二の作品が、1000点余のコレクションの3分の1を占めています。
そこには専門コレクターも存在する、『セノオ楽譜』の表紙絵や装丁画はもちろん、貴重な肉筆画(初公開3点含む)、夢二との交流を物語る書簡など、夢二に強い憧れを抱いた川西英だからこそ手に入れることができた、貴重な作品や資料が多数収められています。
この展覧会では、これまでその全貌が明らかにされなかった<川西英コレクション>を、川西英が敬愛した竹久夢二の作品・資料を中心に、代表作約600点で構成します。
また、竹久夢二伊香保記念館・宮城県美術館など、夢二作品を収蔵する美術館・個人からもほとんど公開されていない油彩画・肉筆画も加えて紹介。近代美術史の脈絡の中に、竹久夢二を新たに位置づけます。
また、コレクションには、川西英が交流をもった同時代の先端にたつ作家たちの作品も含まれています。日本の画壇に初めて抽象画を持ち込んだ恩地孝四郎や、村山知義といった「前衛」の作家たちとの交流の痕跡も、展覧会ではご紹介します。
初公開作品が数多く含まれた<川西英コレクション>を通し、竹久夢二、川西英、そして同時代の芸術家たちの若き息吹に触れてみてください。
■ 「夢二とともに」展の企画担当、学芸課長の山野英嗣さんへのインタビュー!
学芸員さんならではの見どころ紹介、知っておくとより深く展覧会が楽しめるお話満載です!
→アートを支える人たちのことば Vol.1 山野英嗣さん(京都国立近代美術館・学芸課長)
■ 展覧会レポート掲載中!
(1)川西英と竹久夢二の交流と絆
(2)デザイナー、アーティスト...近代の芸術家・竹久夢二
展覧会概要
期間 | 2011/11/11(金) 〜 2011/12/25(日) |
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会場・開催場所 |
京都国立近代美術館
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時間 | 9:30~17:00(入館は16:30まで) |
休館日 | 休館日:毎週月曜日 |
料金 | 一般:1200円(前売:1000円/団体:1000円) 大学生:800円(600円/600円) 高校生:400円 (200円/200円) 中学生以下:無料 |
注意事項等 | ※団体は20名以上。 ※本料金でコレクション展もご覧いただけます。 ※障害者手帳をお持ちの方と付添者(1名)は無料。 (入館の際に証明できるものをご提示ください) ※前売券は、9月1日から11月10日までの期間限定発売です。 |
お問い合わせ |
TEL:075-761-4111 075-761-4111
※テレホンサービス番号: TEL (075) 761-9900 |
info@ma7.momak.go.jp | |
ホームページ | http://www.momak.go.jp/Japanese/exhibitionArchive/2011/389.html |
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