Exhibitions展覧会

KYOTO EXPERIMENT2013メインイメージ《Twisted Rubber Band》©Soshi Matsunobe

「KYOTO EXPERIMENT」は2010年秋に誕生した、京都初の国際舞台芸術フェスティバルで、 今年で4回目の開催を迎えます。Gallery PARCでは2010年より過去3回を通じ、「協力展」として関連展覧会を開催しています。
今回は、今年のフェスティバルのメインイメージ作品を制作した美術作家・松延総司（まつのべ・そうし／1988～／熊本出身）による個展「Twisted Rubber Band / Humming」を開催いたします。

松延総司は、2008年に京都嵯峨芸術大学短期大学部を卒業後、京都を拠点に活動を続けています。
フェスティバルのメインイメージとなっている、松延の作品《Twisted Rubber Band》は、手のひらでねじり作られ、様々な形をなし た輪ゴムです。ひとつひとつの構造体として一瞬の姿を静止させられた輪ゴムは、日用品としての輪ゴムから飛躍し、まるでひとつひとつが個体性を持った生物の標本のようにも見えます。
舞台作品は舞台上の身体や物質が動き・ねじれ、一瞬一瞬に通常とは異なる何かが演じられるとも云えるもので、この「輪ゴムのパフォーマンス」は舞台芸術祭における観劇体験とも重ね合わせることができるのではないでしょうか。

今回の展覧会では、《Twisted Rubber Band》に加え、新作となる音の作品《Humming》により、パフォーミングアーツの深遠に異なるアプローチ によって迫っていきます。
また、会期中にはギャラリー内でKYOTO EXPERIMENT2013公式プログラムの関連映像を上映します。併せてご覧ください。

■ KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭2013