Exhibitions展覧会
皇室の名品-近代日本美術の粋-
宮内庁三の丸尚蔵館が所蔵する皇室ゆかりの美術品コレクションから選りすぐった近代日本の美術工芸品約180点を一堂に公開。横山大観や竹内栖鳳、高橋由一、高村光雲など近代日本を代表する作家による至高の作品が揃います。展示空間も明治宮殿の雰囲気を再現するなど、こだわり満載の京都限定展です。
【作品画像】
(1)海野勝珉 《蘭陵王置物》明治23(1890)年 宮内庁三の丸尚蔵館所蔵
(2)江馬長閑(文台)、神坂祐吉(硯箱)、神坂雪佳(図案) 《歌蒔絵文台・重硯箱》 大正8(1919)年 宮内庁三の丸尚蔵館所蔵(後期のみ)
(3)二代川島甚兵衞 《綴錦「百花百鳥之図」壁掛》 明治38(1905)年 宮内庁三の丸尚蔵館所蔵(前期のみ)
(4)竹内栖鳳 《大正度主基地方風俗歌屏風》 大正4(1915)年 宮内庁三の丸尚蔵館所蔵(前期のみ)
(5)上村松園 《雪月花》 昭和12(1937)年 宮内庁三の丸尚蔵館所蔵 (後期のみ)
皇室には、代々優れた美術品の数々が受け継がれてきました。その美術品群は国に寄贈され、現在は平成5年(1993)に開館した宮内庁三の丸尚蔵館にて所蔵・管理が行われています。
この展覧会では、宮内庁三の丸尚蔵館が所蔵する美術工芸品の中から、近代以降の作品約180点を選りすぐり体系的に紹介します。
展示品は、明治21年(1888)に竣工した明治宮殿を調度として飾られたものや、内国勧業博覧会や万博への出品作、御成婚や御即位など皇室の御慶事の際に祝いの品として献上されたもの、大礼などの儀式で使用されたものなどさまざまです。展覧会は各作品における所蔵の経緯を元に6章に分けられ、皇室コレクションの歴史を時代に沿って辿ることができます。
日本画の横山大観、竹内栖鳳、上村松園をはじめ、油彩画の高橋由一、彫刻の高村光雲、七宝の並河靖之、金工の海野勝珉など、どれも近代日本美術を代表する作家による傑作ばかりです。
展示空間は実際に作品が飾られていた明治宮殿の空間を当時の資料を基に部分的に再現し、和洋の美のエッセンスを詰め込んだ当時の宮殿の雰囲気を演出します。
また、天皇陛下御即位の折に開催される宴「大饗の儀」については、大正・昭和天皇御測位の際に実際に用いられた品々と明治・大正・昭和三代の天皇を描いた貴重なご肖像を共に展示し、その厳かな空気感を味わっていただきます。参列者に配られた細工の美しいボンボニエール(菓子を入れる小箱)も見どころです。
2013年12月に、今上天皇陛下は傘寿(80歳)を迎えられます。その佳き年と、京都国立近代美術館の開館50周年、そして宮内庁三の丸尚蔵館の開館20周年が重なりました。この展覧会はその記念事業のひとつとして、皇室と特別にゆかりの深い京都のみで開催されます。
皇室が護り育んでこられた、近代日本美術の粋といえる至高の作品群。
それが初めて一堂に展覧されるこの機会を、どうぞお見逃しなくご覧ください。
※前期・後期で作品が大幅に展示替となります。
【前期】2013年11月9日(土)~12月8日(日)/【後期】2013年12月11日(水)~2014年1月13日(月・祝)
展覧会概要
期間 | 2013/11/09(土) 〜 2014/01/13(月) |
---|---|
会場・開催場所 |
京都国立近代美術館
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時間 | 9:30~17:00(入館は16:30まで) |
休館日 | 月曜日、12/10(火)・24(火)、年末年始(12/30-1/2) ※ただし、12/23(月・祝)、1/13(月・祝)は開館 |
料金 | 一般:1,300円(団体900円) 大学生:900円(600円) 高校生:400円(200円) |
注意事項等 | ※団体は20名以上 ※中学生以下、及び障がい者手帳などをご提示の方・付添者1名は無料 ※上記の料金でコレクション展(常設展)もご覧いただけます。 【展覧会相互割引】 ・「竹内栖鳳展」(京都市美術館|2013年10月22日~2013年12月1日) 同時期に開催される上記展覧会の入場券(半券可)を窓口にて提示された方は、団体料金にて入場いただけます。 また、上記展覧会入場時に「皇室の名品展」の入場券(半券可)を提示いただくと、団体料金でご覧いただけます。 ※会期中、1枚につきお一人様1回限り |
お問い合わせ |
TEL:075-761-9900075-761-9900
※テレフォンサービス(展覧会のご案内) |
ホームページ | http://k-meihin.exhn.jp/ |
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