Venuesアート施設

大西清右衛門美術館

約400年にわたり、「茶の湯釜」の伝統と技術を守り続けている釜師・大西家に伝わる茶の湯釜をはじめとした茶道具類を展示・公開している美術館。美術館のある京都・三条釜座(さんじょうかまんざ)は、平安初期からの由緒ある鋳物の町。かつては多くの釜師が軒を連ねたこの地では、大西家を含め2件が現在も釜の制作を行っています。
大西家は、茶道・千家出入りの職人の家系「千家十職」のひとつで、初代・浄林は古田織部や織田有楽斎など、武家茶人の釜を手がけ、そこから現在の当代まで、実に十六代を数えます。

企画展示は年2回開催(春季・秋季の季節開館)。会期中には、お茶席で季節の和菓子とお抹茶をいただける(有料)ほか、館長でもいらっしゃる当代・清右衛門が席主をつとめる茶会、茶の湯釜の名品をじかに手に触れながら楽しむことの出来る鑑賞会などのイベント(いずれも予約制)なども開催されています。

※最新の開館スケジュールについてはInstagramをご確認ください。

所蔵品

大西家歴代の手になる茶の湯釜を中心に、西村道仁・辻与次郎・名越浄味など、桃山~江戸期に釜座で活躍した釜師の作、その源流ともなる芦屋釜・天明釜、歴代の用いた釜の下絵・木型や釜座ゆかりの古文書のほか、種々の茶道具を収蔵、公開しています。

 

企画展ごとに展示品は入れ替わりますが、初代浄林の弟で、当代随一と称された二代浄清の作品はたいへんみごとで、なかでも翼を大きく広げた鶴丸の意匠を大胆に造形した「鶴ノ釜」などは、豊かな創造力と技術力の高さを知ることのできる作品です。

アート施設概要

住所 〒604-8241 京都市中京区三条通新町西入ル釜座町18-1
お問い合わせ TEL:075-221-2881075-221-2881
FAX:075-221-0316
開館時間 10:00~16:30(入館は16時まで) ※日によって開館時間が変更となる場合があります。
休館日 月曜日(祝日の場合は開館・翌日代替休)、展示替期間 ※ 開館は春と秋の二期制 ※他の曜日も臨時休館となる場合があります。最新の開館スケジュールはInstagramをご確認ください。
料金 1,600円 ※開催する展覧会の状況により変動があります。詳細はInstagramをご確認ください。
E-Mail webmaster@seiwemon-museum.com
アクセス 【京都市営地下鉄】
 * 烏丸線「烏丸御池」駅下車、6番出口より烏丸三条を西へ徒歩約6分

【京都市バス】
 * 9、50、101系統 「堀川三条」下車、東へ徒歩約5分
 * 15系統「烏丸御池」下車、南西へ徒歩約5分
 * 61、62、63、65系統 「烏丸御池」下車、南西へ徒歩約5分
ホームページ http://www.seiwemon-museum.com/

その他注意事項など

※ 団体割引有り ※ 高校生以下の方と身障者手帳を提示の方、友の会会員は無料 ※ 車椅子による見学:可(事前に要連絡)

展覧会

アートイベント

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