Exhibitions展覧会

特別展 少庵 四百年忌記念「千 少庵」

2013/09/03(火) 〜 2013/10/06(日)

茶道資料館(ちゃどうしりょうかん) 

千利休亡き後、存続の危機を迎えた千家。利休の息子・少庵は一時会津に身を預けられますが、その後京都へ戻り、利休の茶の湯を忠実に継承していきます。それが現在の千家茶道の礎となりました。今回は少庵の400年忌を記念し、現在まで伝わるゆかりの茶道具の数々をご紹介します。

天正19年(1591年)2月28日、千利休が豊臣秀吉に命じられ自刃。利休の亡き後、千家は存続の危機を迎えました。

利休には2人の息子のうち、道安は飛騨や阿波に身を潜め、少庵(しょうあん)は、会津若松を治める蒲生氏郷(がもう うじさと)の元へ預けられることになります。

氏郷は「利休七哲」と呼ばれる利休の優れた弟子の一人でした。利休の茶法に通じる氏郷は、鶴ヶ城内に茶室を用意するなどして会津での少庵の活動を後押しします。一方で、徳川家康と共に秀吉へのとりなしに尽力しました。
そして利休の死から3年後、家康と氏郷の連名で、少庵に会津から京都へ急ぎ上洛するようにという「少庵召出状」が書き送られます。

京都に戻った少庵は、その後は権力とは一定の距離を保って、一人のわび茶人の立場に徹し、利休の茶の湯を忠実に継承していきました。それは彼の息子である宗旦(そうたん)へと受け継がれ、現在に続く千家茶道の礎となりました。

今回の展覧会は、少庵の四百年忌を記念するとともに、現在まで伝わる少庵ゆかりの茶道具の数々を展示します。少庵が茶の湯の精神を利休から継承し、その子である宗旦(そうたん)へと伝えていく様相について考えてみたいと想います。

展覧会概要

期間 2013/09/03(火) 〜 2013/10/06(日)
会場・開催場所 茶道資料館(ちゃどうしりょうかん)
時間 9:30~16:30(入館は16:00まで)
休館日 月曜日(ただし、9月16日・23日は開館)
料金 一般:800円
大学生:500円
中高生:300円
小学生以下、及びメンバーシップ校の方は無料
注意事項等 ※20名以上は団体割引 ※入館者の方には呈茶サービスがあり、お茶体験を楽しめます。(受付16:00まで。団体の場合は事前にご予約をお願いいたします)
お問い合わせ TEL:075-431-6474075-431-6474
FAX:075-431-3060
ホームページ http://www.urasenke.or.jp/textc/gallery/tenji/

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