私たちを楽しませてくれる数々の音楽イベント。
作られている過程はなかなか知ることができません。
実は音楽イベントを不定期に企画している2号。
あくまで一例にすぎないのですが、イベント当日までの道のりをレクチャーします。
コンセプトを決めよう
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思い立ったが吉日。まずはコンセプトを決めます。
私の企画しているイベントのコンセプトは、
・カフェ
・弾き語り
・お昼から夕方まで
の三点。
きっかけは、「鴨川沿いのお店。ここでお昼間からライブを見たら気持ちいいだろうなあ」でした。
まずは何を軸にするか決めましょう!
会場を押さえる
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軸が決まったら会場を決めます。
今回はカフェを会場にするので、そのお店の人にやりたい旨を伝え、お願いをします。
遅くとも開催の2,3ヶ月前に話をします。その際に日時や時間も決めましょう。
またイベントタイトルも決めなくてはいけません。これは後日でもオッケーです。
ブッキングをする
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イベントの根幹を担うとても大事なブッキング。
メールでの連絡が一般的です。連絡先は公式サイトに載っています。
日時や時間を伝えましょう。アーティストから可否や要望など返事が来ます。
注意する点は出てもらいたいからと言って、誰にでも声をかけていいというわけではないこと。
ブッキングにもコンセプトが必要です。
私が大事にしているのは以下の二点。
・ありそうでなかった組み合わせ
・お客さんに新しい発見を!
「このアーティストが好きな人はこのアーティストも好きなはず!でもなかなか一緒にやらないな。」
「来てくれるお客さんに知らなかった歌を知ってもらいたい。」
これがブッキングをする上でのコンセプトになっています。
出演が決まったアーティストには当日の詳細(リハーサル時間や演奏時間など)を順次連絡していきましょう。
告知をしよう
出演者が決まった!よしオッケー!というわけではありません。
どんなに良いイベントでも知ってもらわなくては意味がありません。
そこで告知をします。いくつか方法があるので一つ一つ解説します。
フライヤーを作る
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フライヤーはチラシのこと。
イベントの概要が載っており、カフェやライブハウスなどに置かれています。
まずはフライヤーを作らなくてはいけません。
必要な掲載情報は以下の点。
・イベントタイトル
・出演者の情報(名前やウェブサイト)
・日時、会場、アクセス
・料金
・予約方法
・連絡先
・イベントのブログやウェブサイトのURL(あれば)
フライヤーのデザインができたら印刷をします。
最近はインターネットで注文もできます。
部数はイベント規模によって異なります。
インターネットを駆使する
フライヤーができるまで告知をしない。それはナンセンスです。
かつてはアーティストのBBSが主流でしたが、いまはSNS上で多く行われています。
イベントのブログやウェブページを作るのもおすすめです。
近頃はTwitterも告知の手段になっています。
掲載情報は上述のフライヤーと同様です。
また出演者のMySpaceがあればURLを掲載しましょう。
インターネットでの告知は節度を守りながら行います。
もちろん出演者のウェブサイトにも載せてもらいましょう。
フライヤーを配る
インターネットで告知をしている内にフライヤーができあがると思います。
できたならば配りましょう。
まずはカフェやライブハウスに持って行き、置いてもらえないかお願いします。
勝手に置くのはNGです。
また音楽イベントの終演後に手配りも効果があります。
これもお店の人に手配りをしていいか確認をとりましょう。
機材・PAを手配する
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必要な機材・PAをしてくれる人を手配します。
ライブハウスやクラブであればその会場の機材を使わせてもらえます。
PAも会場側が手配してくれると思います(相談してみましょう)。
カフェで行う場合は機材やPAの手配を自分でしなくてはいけません。
スタジオなどで借りることができます。PAも紹介してもらえます。
いざ本番!
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いよいよ本番。
前日に予約者のリストを作っておきましょう。
当日やることは出演者やお客さんの応対。そして一緒に楽しむ。それにつきます。
無事終わったら、打ち上げもぜひやりましょう。
いかがでしょうか。
冒頭に申したように、あくまで一例に過ぎませんが、このようにしてイベントは作られています。
企画してみたいなと思った方は参考にしてみてはいかがでしょうか?
京都で開催となれば京遊MUSICで応援いたします!