大阪を拠点に活動する√thummとnuxx。彼らが企画するイベントTECHROCKは11回目にして初めて京都で開催される。“大阪のTECHROCKから関西のTECHROCKへ”新しいフェーズに入った11回目の開催を記念し、主催の√thummとnuxxの合同インタビューを敢行!共に歩んできたお互いのこと、そしてTECHROCKへの思いを語ってもらった。
√thummとnuxxの切っても切り離せない関係について
――まずはメンバーの方自身の自己紹介とバンドの紹介をお願いします。まずは√thummから。
しまーる ドラムのしまーるです。
sujin なんて言ったらいいかな…歌以外のsujinです。
lio ボーカルとキーボード、シンセベース…キーボード三台のlioです。
lio √thummは、奈良を拠点にするバンドで、奈良で制作も練習もしています。
――バンド名の由来を教えてください。
lio 元々五人のバンドで、その当時はドラムもボーカルも別にいたんですよ。 その五人から私とsujinだけが残っていて。
sujin その時はギターとピアノの担当だったんです。
lio ボーカルとドラムが同時に辞めることになって、打ち込み、言うたらエレクトロみたいな感じになったんです。
sujin その時の五人の頭文字が、t・h・u・m・mやったんです。 みんなジャンルがバラバラやったんで、ルーツが違うって意味でルートを付けたんですよ。名前を付けたのがドラムの人で、一週間後に辞めちゃいましたけどね(笑)
――頭に残る印象的なバンド名ですよね。
sujin たしかに、よく言われます。 読み方がわからんから、よく“√(ルート)”目にするなあって言われますね。
――続いて、nuxxの紹介をお願いします。
Gun-Hiroshi プログラミング、DJ、ギターのGun-Hiroshiでございます。
sujin え‥プログラミングはほんま?初めて聞いたわ(笑)(一同笑う)
Gun-Hiroshi いや、そう書いてあるとこもあるんですよ(笑)
ecco ボーカルのeccoです。
ize-mac シンセベース、コーラスのize-macです。
ize-mac 僕たちnuxxは大阪を拠点にライブ活動をしているバンドでして。 大阪出身の人は誰もいないんですけど、大阪を中心にしています。
sujin そうやんなあ。三重・滋賀・京都やもんなあ。
lio ほんまや!
ize-mac そうなんですよ。 元々はBaNGBaNGBaLLooNという名前でやってまして、去年アルバムを出す頃に、今のnuxxという名前に変えました。 ずっと打ち込み基本のドラムレス、エレクトロジャンルの音楽をやっています。
――一緒にイベントをやられていますが、それぞれから見て、お互いの印象とかありますか?
ize-mac 僕らnuxxからしたら、√thummがいたから始まったという部分がありますね。
Gun-Hiroshi バンド始めたきっかけのひとつですね。
sujin 俺らから見たら、、こ憎たらしい後輩かな(笑)
lio うーん、良き後輩でもあり、刺激を受けるところもありつつ。
sujin 絶対に負けたらあかんバンドや。nuxxって。(一同笑う)
lio 楽曲とか、すごい「おお!」と思うけど、それに対して刺激を受けてるのをあまり表に出したくないっていう(笑)すげーなあと思いつつも。
sujin 先輩面しておきたいっていうね。
lio 多分、√thummは先輩面してるなあ。
ize-mac 僕らは一生後輩の位置で。
sujin 長男・次男みたいに、俺らの前では後輩面してるけど、裏では「あいつらさあ」って感じで(笑)そんな関係やと思うねえ。
ize-mac いやいや、そんな裏で言うことはないですよ(笑) 一生かけて、追いつけ追い越せを目指す先輩バンドですね。
sujin いい刺激を与え合いはしてるよね。
――nuxxの皆さんがバンドを始めるきっかけが√thummということですが、詳しく聞かせてもらえますか。
ize-mac 結成の大元のきっかけが、(強調して)プログラミングのGun-Hiroshiでして。(一同笑う)
Gun-Hiroshi 僕が音楽をやりたくなったんですね。 僕とize-macの職場が一緒で、そこで彼と出会って。 裏方の仕事しているときに、「音楽やりたいなあ」思ったときに、彼がいたんです。 もうひとつの職場ではsujinさんと一緒に働いていて、sujinさんの前のバンドが解散して、新しいバンド(=√thumm)でライブをやるよと聞いて見に行きました。 それを見て、こういうことしたいなって思ったんです。そして二人で打ち込みを始めて、ボーカルにeccoを誘って三人でバンドが始まったんです。
――ちなみに、√thummの始まりはどのように?
sujin 曽我部恵一さんとかのレーベルから出してたレイモンドチームというインディーズバンドやってたんですよ。 そのバンドが解散する前くらいに、遊びでやっていたユニットが、さっき言っていた五人のやつで。メンバーが減ってしまって、lioとどうするってなったときに、同じレイモンドチームだったしまーるを誘ったんです。 lioはレイモンドチームの1stでピアノを弾いているので、十年くらい一緒にやっている仲間になりますね。 なあなあの極地ですね。ほんまに(笑)