シリア人フルート奏者、ナイサム・ジャラルとフランス人ウード奏者ヤン・ビタールからなるデュオ・ユニット。半アコースティック、半エレクトロの手法により、アラブ古典音楽と伝統的オリエンタル音楽、そして近代ジャズが融合した独特の世界観で、現在も内戦が続くアラブ世界の平和を訴える活動を行っている。
アラブの春(2010年にアラブ世界各地にて発生した、民主化を求める市民による大規模な騒乱)の波及により、シリアにおいても反政府・民主化運動が現在進行中だが、反体制派と政府軍との武力衝突により、2012年9月の時点で3万人以上が死亡したとされている。国際連合により、2012年5月下旬の時点でもはや死者数の推計は不可能と判断されている。