【iPhone】京遊MUSIC的「OS 4.0がもたらすもの」考察!
iPhone OS4.0が発表!
スタッフ一号です。日本時間4月9日午前2時、Apple主催のイベントで、iPhoneOS4.0の概要が発表されました。開発者向けにベータ版が公開、正式リリースは夏ということです。
iPhoneと京都関係ないじゃん、という声もあると思いますが、実はスタッフ一号と二号はiPhoneユーザーなのです。iPhoneで音楽を聴き、ツイートし、pickをしています。今でも十分快適な環境が、このアップデートでどうすごいことになってしまうのか?少しみてみたいと思います。
※考察とかどうでもいいからiPhoneOS4.0に関する情報を集めたい人は最下部のNAVERまとめを見ると幸せになれます。
何はなくとも、マルチタスク解禁。
iPhoneはシングルタスク仕様のスマートフォンでした。シングルタスクというのは、アプリケーションを同時に2つ機動できない仕様のことで、ひとつのアプリを使用している時に、別のアプリを起動したいという場合、先のアプリを終了する必要があります(iPodなど特定のアプリを除く)。つまり、「ながら操作」が基本的にできなかったのです。
幸い、3GSなら動作がサクサクしてるのでいちいち切り替えてもストレスはないのですが、3Gだとそうもいかないし、やっぱり同時に複数のことができたほうが便利。マルチタスキングは長らくiPhoneユーザーが渇望していた機能でした。
そんなiPhoneユーザーの悲願とも言えるマルチタスクが、今回のOS4.0により、解禁されました。
MUSIC的な観点から見たマルチタスクのメリット
MUSIC的な観点からすると、iPodアプリ以外の音楽アプリをかけ流ししながら他のアプリの操作ができるということが、一番大きいんじゃないかなと思います。
たとえばアツそうなのは、ラジオのアプリケーション。本国アメリカではPandoraというインターネットラジオが人気で、それを聞くためのアプリケーションもあります。これを聴きながらTwitterクライアントで、「Pandoraの(番組名)なう」とつぶやく。すごく自然なことだと思います。日本でも、TOKYO FMのアプリや、(非認可ですが)radikoのアプリもあり、このへんの使い勝手がよくなるのは誰にとっても大歓迎なのではないでしょうか。
みんなで同じ番組を聴きながら、Twitterでワイワイ。いいですねー。楽しみです。
音楽アプリの方向性が変わっていくかも
「ながら視聴」が可能になったことによって、現状のapp storeの「ミュージック」カテゴリかたちが変わってくるかもしれません。
今、ミュージックカテゴリは大きく分けると【楽器演奏系】【ラジオ系】【音楽詰め合わせ系】とだいたい3つに分けられるんですが、多くを占めているのは【楽器演奏系】【ラジオ系】。【音楽詰め合わせ系】は数個しかなかったりします。
少ない中にも【音楽詰め合わせ系】には、パブリックドメインのクラシック音源を詰め込んだ「Classical Music Master Collection」や、リラックスできる環境音楽が聴ける「バイノーラル アンビエント サウンド」など良アプリが多くあります。個人的にはここに、アーティストのプロモーションの枠が割り込んでくるのではないかなと思っています。
自分で録音した音源をアプリに落し込みsubmitする。あるいは、ひとつのレーベルがアプリをリリースして、そのアプリ内で音楽を販売する。今まで、iPodアプリにしか許されていなかった「ながら操作」が解禁されたことで、「iPodアプリに対するキラーアプリ」が生まれるんじゃないか。app storeのミュージックカテゴリに「ミニiTunes store」が生まれたりするんじゃないか。そんなことを考えています。
まとめ
いずれにしても、今回のバージョンアップは、私たちを一時代未来に連れて行くような、ジョブズからの素晴らしいプレゼントだったんじゃないかと思います。諸手を上げて喜びましょう。
また、京遊MUSICも、iPhoneアプリ(あるいは、iPadアプリ)をリリースする予定ですが、そのアプリはこのアップデートをフルに利用したものになるでしょう。京遊iPhoneアプリが、京都のミュージックシーンを変えてしまうかもしれません。ぜひご期待下さい!
リンク
■「【2010年夏リリース】iPhone OS 4.0に関する記事・レビュー」
(NAVERさんのまとめ。ここでほとんどの詳細がわかりますよ!)