みんながリストバンドをとる、その前に。間に合うかな?書いてみます。

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【速攻レポート】泣いた、笑った。どこよりも早いボロフェスタ最終日レポート!!!

スタッフ1号

スタッフ1号 (2010年10月24日 21:56)

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終わりました。終わってしまいました。

みんながリストバンドをとる、その前に。間に合うかな?書いてみます。


turntable films


もはや京都のパーティシーンに欠かせなくない存在に成り上がったturntable filmsから最終日はスタート!8月のnanoボロでは1日目トリ、そして今日のアタマと、熱烈に愛されまくってます。vo井上さんはボロ初参加で初ステージとかって自慢。えらいことですほんまに。
アタマに相応しい元気いっぱいのアクト!前列で踊り狂ってすみません!
※セトリスペシャルサンクス@のんこさん!

セットリスト

Hot Tea After The Lunch
Lazy Sunday Afternoon
2steps
Where is My Little Heart
Collection Of You
Welcome To Me

踊ってばかりの国

踊ってばかりの国。生で聴くのははじめて。神戸から来たサイケな若きヒッピーたち(平成生まれが2人もいる!)。この音楽が今若い人に支持されてるっていうのは時代のある断片やと思うし、また、その時代を彼らにはひっぱっていってもらいたいなと思った。オーディエンスを熱狂させる彼らの音楽は、そんな「イマ」を背負った音楽のように思えた。

Predawn

センターステージに登場の、プリドーン。ステージの上にひょっこり妖精さんが舞い降りた。MIDNIGHTにも出演してPredawn自体ボロボロなはずですが、そんなこと微塵も感じさせない妖精ぶり。言えば言うほど陳腐になるのを堪えながらも言いますが、ほんま天使のような声。不思議なもんでね、ディストーションギターかき鳴らしても揺れない気持ちがふとした声とガットギターの音にグラッと揺らされたりするんですよね。そんな奇跡のステージ、いや、ボロフェスタだからこその必然のステージでした。

奇妙礼太郎トラベルスイング楽団

「いつも会うたびにめちゃくちゃなことをする人」という印象の奇妙礼太郎。楽団を引き連れるとすげーフロントマンとしての貫禄があって、「なんだよ、かっこいいじゃんなあ」とか思ってしまって悔しい。金髪で細身のジャケットというスカした見た目ながらもこちらの楽しいツボをガッツリ心得てる仕事人。満員のお客さんたちをとらえて離さないその魅力。うーん、さすがのステージ。何するかわからないけど安定感があるって、すごいことだ。

神聖かまってちゃん

この位置で神聖かまってちゃんって、いいんですか?ボロ終わっちゃったりしませんか?って本気で心配してたのですが、杞憂でしたね。モッシュ、客とのケンカ、マイク投げ、これでもかっていうぐらいまわりのテンションぶち上げて、中盤の疲れたボロをたたき起こしてくれました。最後はギターバキ折ってまたマイク投げて終了。でもマイク拾われてペコペコするあたりがまたかまってちゃんらしくてステキ。笑

マイコン学園

世界唯一インターネットユニット、それがマイコン学園。「僕らに欠かせないもの、それは、無線LANです」というインターネットジャンキー2人が奏で繰り広げる目眩くインターネットのあんまり役に立たないけどどうしても笑っちゃうネタの数々。KBSに無線LANはなかったので、彼らの画像フォルダが火を吹いていました。恒例の「6:58分の男」も披露。もはや鉄板とも言えるネタを持った彼らはほんとアーティストと言ってもいいんじゃなかろうか。

やけのはら+DORIAN

ちらっとしか観れませんでしたが、オーディエンスから七尾旅子を3人ステージに上げて「Rollin' Rollin'」というなんともフェス感満載のステージでした。

ロボピッチャー

そしてこのボロのステージを区切りに1年間の休止を宣言したロボピッチャー。観る前から、最初から最後まで前でガッツリ観てやろうと思ってたんですけど、1年間休止と思ったらなんか急に寂しくなって、逆に直視できませんでした。加藤さんすみません。でも、どの曲も鬼気迫る演奏やっていうことはわかって、こんだけ血管ぶち切れるくらい熱い演奏してくれるバンドが京都にいることを少し誇らしく思いました。それだけに、1年なんかきっとすぐやなって思ったり。走り続けている姿が誰より似合うバンドの小休憩だと思って、待っときます。

毛皮のマリーズ

座って聴いてたらトリップ寸前までいってしまいました。したらどっかからビンが飛んできて割れて我にかえった。ビンが危ない、と思うよりも、音楽によって茫然自失のところまでもってかれてたことに驚いた。

曽我部恵一

センターステージに現れた曽我部さん!ベースに伊賀航。曽我部さんは声がとにかくデカくて、マイクいらないんじゃないのって思うほど熱く歌いあげてくれた。「テレフォンラブ」の大合唱に、ラスト、「青春狂走曲」やってくれて泣くかと思いました、っていうか泣いてた人、多かろうと思います。 曽我部さんはこの後キヤマチ・ソシアルクラブへライブのハシゴ。いやはや、精力的!

world's end girlfriend

world's end girlfriend、高校生の頃からファンなんですけどね、生で観るのはもちろんはじめて。今日の今日まで「実はロボットなんじゃないか」とか思ってたのですがそんなことありませんでした。人間でした。人間な上に、サムライみたいな人でした。闇に輝く白のリンゴMacbookがまた嫌味じゃないカッコよさ。本人による轟音ギター、ツインドラムは手数オブザイヤー受賞間違いなし。ビートと歪みを切り裂く清廉なピアノの音。ライブだろうがなんだろうがWEGはWEGというアイデンティティのある演奏。一言も声を発することなく、一礼して終了。誰もが納得のパフォーマンスでした。

ゆーきゃん

地下ステージのトリを飾るのは、ゆーきゃん。地下ステージって、来た人にはわかると思うんですけど、トイレの真横にある部屋なんで、トイレから人が出入りすると芳香剤の匂いがしたりするようなところなんですよ。でも、そんなところに三角座りですし詰めになって、ゆーきゃんという真性のうたうたいの歌に浸り切る瞬間は、他じゃ絶対に体験できない稀有なる時空間。まさしくボロの象徴みたいなステージでした。 「どんどん寄って寄って、何なら僕の後ろに来てくれてもいいので」と言われるがままに最前列。ゆーきゃんと30cmくらいのところで聴いてました。彼の小さい声。ピアニッシモのギター。聞き耳を立てるようにみんなが次の音に集中する。こんな体験が、来年もできたらいいなあと心から思いました。

キセル

大トリ、キセル!ステージに上がるとわあっと嬌声が上がる。地元人気とか関係ないくらいの熱狂。みんながキラキラした目で見つめた彼らはまさしく大スター。結成11年と、もはや大御所とも呼べるキャリアですが、今も昔も変わらないその透明感こそ、こうして今もみんなを惹きつけてやまない彼らの魅力と言えましょう。 keyエマーソン北村とdr北山ゆう子という手練を引き連れて、完璧とも言えるパフォーマンス。そしてセットリストが神がかり的名選曲。泣いちゃうくらい切なくて、ボロフェスタの幕を閉じるに相応しい演奏。幕を閉じると言いつつアンコールの「ベガ」でステンドグラスの幕が開いたのには、やられてしまいましたけど。
セットリスト

夜の名前
コロンビア
青空
ギンヤンマ
ベガ

エンドロール

きよしろーの「雨上がりの夜空に」をバックに、出演者のアー写が流れ、そして長谷川健一の「夜明け前」にのせて、感謝の言葉とボロフェスタスタッフの名前が流れていく。スタッフとして参加している2号から「エンドロールは泣きますよ」って言われてて、そうかなあと思っていたら、スペシャルサンクスに「京都で遊ぼうMUSIC」がクレジットされてて、泣くよりもうれしくて笑ってしまいました。 エンドロールが終わると、誰からともなく、会場が割れんばかりの拍手。とんでもなく素晴らしい3日間でした。

京都音楽シーンの右も左もわからないまま、Ustや告知などで少しだけかませてもらったイベントでしたが、終わってみると、我が事のように達成感があるというか、京都と音楽というつながりで、こんなにもたくさんの人と素晴らしい時間を共有できたということが、嬉しくてしょうがないです。それは全てが手作りで、スタッフ・アーティスト・お客さんの善意で成り立っているボロフェスタだからこそ感じられることなんじゃないかなと思います。

ボロフェスタに関わったすべての人に感謝を、そして来年もまた会えますようにと願いましてレポートの終わりとかえさせて頂きます。

みなさんお疲れ様でした!


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