【速攻レポート】LOW-PASS vs 融解建築。【@ライブスポットRAG】
仕事終わりにフラっと。RAGは座れるしおいしいご飯も食べられる(シェフがいるよ!)ので気軽に行けていいですな。そんな事情もあってか、わりと尖ったバンドのブッキングなのに、年配の方もちらほら来てました。
融解建築
まずは融解建築さんから。以前からYouTubeとかで見てていいなーと思ってたバンド。生もやっぱりよかったです。フルート・ギター・ベース・キーボードっていう変則編成なんですが、変則ゆえにどういう展開になるか予測がつかなくて面白い。メインのメロディはフルートなんですけど、目も覚めるようなビートに少しオリエンタルを感じさせる節回しでフルートが乗るのがユニーク。変拍子とポリリズムの間を縫う絹糸っちゅうイメージ。MCによれば今年活動を開始したばかりとのこと。それでこの方向性固まってる感じはゴイスーです。曲の端々に感じられるインテリジェンスな成熟した大人の音楽という印象を受けます。MCで「一曲一曲が長いんですが・・・」と仰ってましたが、すごく集中させられる音楽なので、むしろ「あれ?もうこんな時間経ったの?」と思いました。
これから続いていくバンドということであえて書くなら、もっともっとインテリな、メロディとリズムとが未分化なような曲なんかも作って頂けると俺得、というふうに思いました。楽しみです、応援してます!以下今後のライブ情報。
2011年2月21日(月) 南堀江Knave
詳細未定
LOW-PASS
そしてLOW-PASS。JUMPぶりに観ますが、やっぱりやっぱり、かっこいい。音の拡がり方が3ピースとは思えない。たった3パートしかないのに、メロディや音色に飽きることがない。たぶん、LOW-PASSの曲は、毎瞬毎瞬、聴く人の「こういう音がほしい!」ってところにきれいにハマるから、声部の数なんか関係なく充足感が得られるのだと思う。MCで「僕らはずっと騒がしいバンドなんで」とか言ってましたが、騒がしい中でもそういう無駄のない端正な構成美みたいなものが見えてくるのが好きなんです。また個人技も高くてブレがないです。改めてうまいなーと思ったのがドラムスさん。テンポのケツを叩くのがうまいというか、スビトピアノからクレッシェンドして全体のテンポを追い立てるっていうパターンがもう職人芸。聴いててぞくぞくする。
MCでは融解建築さんとオタク談義で盛り上がったことなどを暴露。融解建築の丹波さんをステージに立たせ美輪明宏のモノマネ(激似)をさせるなど、仲良さそうで面白かったです。今年春のギター脱退後、3人で弾ける曲が少なくて長いステージがあまりできない、といいつつ今日しっかり2マンだったLOW-PASSですが、23日にも「長い付き合い」というCUSTOM NOIZEと2マンするとのこと。詳細は以下。
2010.12.23.thu @京都西院 Music Cafe OOH-LA-LA
CUSTOM NOISE×LOW-PASSpresents
『Bites the Dust 2マンshow』
act:
CUSTOM NOISE / LOW-PASS
うーん、こんな洗練されたライブが仕事帰りに聴ける京都っていいな!と思った夜でした。
スリーディーシステム (2009-08-26)