クラシック担当1号です。2010年はマーラー生誕150年、ショパン生誕200年、シューマン生誕200年と、ビッグネームの生誕イヤーとなりましたが、2011年もなかなかアニバーサリー&メモリアルな年になってます。

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【生誕】2011年にメモリアルイヤーを迎えるクラシック音楽作曲家・指揮者・音楽家まとめ【没後】

スタッフ1号

スタッフ1号 (2010年12月20日 17:24)

クラシック担当1号です。2010年はマーラー生誕150年、ショパン生誕200年、シューマン生誕200年と、ビッグネームの生誕イヤーとなりましたが、2011年もなかなかアニバーサリー&メモリアルな年になってます。

クラシック業界は生誕と没後でコンサートや企画盤・セールを組むので、リスナーとしては安くなるであろう&音源が多く出るであろうアーティストをおさえておきたいところ。以下にさっくりとしたプロフィールを添えて紹介していますので、クラシックファンのみなさんは要チェックです!



リスト 生誕200周年

louis_20050927liszt.jpgフランツ・リスト(ドイツ語:Franz Liszt, ハンガリー語:Liszt Ferenc, 1811年10月22日 - 1886年7月31日)は、ハンガリーに生まれ、ドイツやオーストリアなどヨーロッパ各国で活躍したピアニスト・作曲家。

リストは超絶的な技巧を持つ当時最高のピアニストで「ピアノの魔術師」と呼ばれた。演奏技術と初見に関しては、どんな曲でも初見で弾きこなしたと言われ、彼の死後100年以上経っている現在においても、いまだに彼を超えるピアニストは現れていないと言われている。その技巧と音楽性からピアニストとして活躍した時代には「指が6本あるのではないか」という噂がまともに信じられていた。(Wikipediaより)

ピアニストとしても、作曲家としても偉大だったリストさん。2011年は生誕200周年にあたります。ピアノ曲はもちろんのこと、リスト自身が創始した「交響詩」の演奏や音源に個人的には注目しています。パッと聴きは暗いけど、いい曲なんですよ・・・!

マーラー 没後100周年

140.jpgグスタフ・マーラー(Gustav Mahler, 1860年7月7日 - 1911年5月18日)はウィーンで活躍した作曲家、指揮者。交響曲と歌曲の大家として知られる。

彼は生涯の大部分をウィーンで送り、指揮者としては高い地位を築いたにもかかわらず、作曲家としてはこの地で評価されず、その(完成された)交響曲は10曲中7曲がドイツで初演されている。(Wikipediaより)

2010年は生誕150周年だったマーラーさん(7月7日のお誕生日に記事書きました)。51歳で亡くなっているので、アニバーサリーイヤー(記念する年)の次にメモリアルイヤー(故人を偲ぶ年)が来るというなかなか珍しい人です。

「没後」ということで、マーラーさんの「死」に関係する曲が多く演奏されるんじゃないかなと思っています。交響曲第6番とか、第9番とか。なかでも9番の4楽章には終結部に「死に絶えるように」という指示があるような曲なので、万感の思いのこもった名演が生まれたりするんじゃないでしょうか。

プロコフィエフ 生誕120周年

73ddee523eac56fb4fe73d9cb92b28e2.jpgセルゲイ・セルゲーエヴィチ・プロコフィエフ(ロシア語: Сергей Сергеевич Прокофьев シェルギェーイ・シェルギェーイェヴィチュ・プラコーフィイェフ;ラテン文字転写の例:Sergei Sergeevich Prokofiev、1891年4月23日 - 1953年3月5日)は、ロシアの作曲家、ピアニスト、指揮者。

交響曲、管弦楽曲、協奏曲、室内楽曲、ピアノ曲、声楽曲、オペラ、映画音楽などあらゆるジャンルにわたる多くの作品が残されており、演奏頻度が高い傑作も多い。特に、自身が優れたピアニストであったことから多くのピアノ作品があり、ピアニストの重要なレパートリーの一つとなっている。(Wikipediaより)

鮮烈な作風を持つロシアのキレた作曲家、プロコフィエフさん。日本ではとにかくバレエ音楽「ロメオとジュリエット」が有名なんじゃないでしょうか。ソフトバンクのCMで使われた「騎士たちの踊り」がとりわけ有名かなと思います。

ニーノ・ロータ生誕100周年

art124.jpgニーノ・ロータ(Nino Rota、1911年12月3日 - 1979年4月10日)は、イタリアの作曲家。クラシック音楽と映画音楽で活躍した。ロータ自身は「本業はあくまでクラシックの作曲であり、映画音楽は趣味にすぎない」と言っていたが、映画音楽の分野で多大な業績を上げており、死後クラシックの作品も注目を集めるようになった。(Wikipediaより)
生誕100周年を迎えるロータさん。上にもあるように映画音楽のほうが有名ですが(特に『ゴッドファーザー』の「愛のテーマ」)、弦楽のための協奏曲など、なかなかいいクラシックの曲も書いてます。ぜひレーベルやオケにはロータさん特集をガッツリ組んで欲しいところですね。

カール・ベーム 没後30年

126639775299816414991_Bohm-Karl-15.jpgカール・ベーム(Karl Böhm, 1894年8月28日 - 1981年8月14日)はオーストリアのグラーツに生まれた指揮者。学位は法学博士(グラーツ大学)。称号はオーストリア音楽総監督、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団名誉指揮者。息子は俳優のカールハインツ・ベーム。(Wikipediaより)
戦後もっとも有名な指揮者というとカラヤンさんですが、2番目に有名で、しかも偉大な指揮者といえば間違いなくベームさんです。音楽に対して大変厳格で、オーケストラから「音楽の法律顧問」と呼ばれるほどだった人ですが、ある時は冷静に、ある時は雄大に、そしてまたあるときは情熱的にと、曲が求めるアーティキュレーションを的確に音に表すことのできる人でした。

個人的には、ベルリン・フィルと組んで演奏したシューベルト交響曲第8番『グレイト』は、同曲の最高の演奏のひとつだと思います。あの音源はたくさんの人に聴いてほしい。

カール・リヒター 没後30年

Richter-Karl-25[1970].jpgカール・リヒター(Karl Richter, 1926年10月15日 - 1981年2月15日)は、ドイツの指揮者、オルガン・チェンバロ奏者。戦後のJ.S.バッハ作品の解釈の最高権威の1人と言われている。(Wikipediaより)
バッハの権威、リヒターさん。今はそうでもないと思いますが、昔はバッハを聴くならまずリヒターの指揮した演奏を聴くべし、という風潮があったようです。確かに1号も、バッハを聴こうと思ってショップに行って、リヒターの演奏があればまず間違いなくその音源を買います。

現代においてバッハを聴こうと思うなら、時代考証派と呼ばれる「作曲家の生きた時代の楽器やメトロノームのテンポを研究して当時の演奏に近づけよう」とする人たちの演奏を聴くほうが無難かなと思いますが、しかし、リヒターの演奏のほうが、より音楽的で「バッハらしい」と不思議と感じるのも事実。埋もれた音源の発掘が期待されますね。


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