【CDレビュー】2010年よく聴いた音源・ベスト5!!!【京都インディーズ編】
さて!いよいよいよいよ師走も末に近づいてまいりました。いろんなことがあった2010年でしたが、振り返ればいつも音楽がそばにあった1年だったように思います。
ここでは、1号が2010年3月に京都音楽シーンに飛び込んで、わからないながらに聴き込んで大好きになってしまった音源を紹介したいと思います。では、以下詳細。
※左のiTunesアイコンに深い意味はありません。
スーパーノア『circle EP』
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コンピレーションに収録されていた、#5『誰かをさがそう』の新録がたいへんに素晴らしい仕上がりで、最初はこればっかり聴いていました。5曲入りなのであっという間に1周してしまうんですが、秋天の下、自転車を漕ぎながら京都の街をはしっていると、「まあもう1周しようかな」なんつっていつまでも聴いていられるようなナチュラル感がステキです。
Turntable Films『Parables of Fe-Fum』
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BGMなんかでよくかかるのは#2の『2steps』ですが、ライブで聴くたびに「うぉっ」ってなる#5『Where Is My Little Heart』と、#6『Good Bye My Friend』がやはり好きです。声の力、音の厚み、そして形成されるグルーヴ、文句なしの一言です。
ときめき☆ジャンボジャンボ『ECLAT』
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一言で言ったら、この人達はほんと、才能の塊です。その才能は音源には収まりきらないものもたくさんあるんだけど、京都にこういう原石の状態のでっかい才能があるという事実、それを知るためのこの音源なんだと思っています。
audio safari『ウルノソラ』
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このアルバムに続く、ニューアルバム制作半ばでの解散だったのが本当に残念でしたが、メンバーはそれぞれ新たな活動を開始しているようなので、今後はそちらを追いかけていきたいところです。
長谷川健一『震える牙、震える水』
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おんなじイヤホンで聴いていても、音が鳴ってくる方向というのは人ごとにぜんぜん違って聴こえるもので、ハセケンさんのうたはすぐそばで鳴っているようでいて、だーれもいない荒野の中心で空に向かって歌ってるのを聴いている気持ちになります。それを「さびしいな」と思うこともあるんだけど、「どんなにひとりになっても、自分のそばにはこのうたがある」と思うこともあって、たくさんの人の「孤独」のあり方をちょっとだけ変えてくれるアルバムなんじゃないかなと思います。