【2011年末】京都・大阪で「第九」が聴けるコンサートまとめ!!!
クラシック担当1号です( ー`дー´)キリッ
唐突ですが、年末といえば、ベートーベンの「第九」ですよね。これ実は、日本独自の文化なんです。詳しい理由はWikipediaを読んで頂くとして、ドイツの作曲家が書いた曲を年末にヘビロテするなんて不思議な文化だなーと思わんでもないですが、しかしまあ既に年末の風物詩として市民権を得ちゃっているのも事実。ここはいっちょう時節に乗っかっちゃいましょう。
この記事では、1号の目で見て京都・大阪で「いい感じの第九が聴けるであろうコンサート」を抜粋します。「演奏がしっかりしてる(はず!)」というところを選んでますが、1号の主観ですのであしからず。
その前に、「第九ってどんな曲だっけ」というおさらいから。
第九ってこんな曲!
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの交響曲第9番ニ短調作品125(ドイツ語: Sinfonie Nr. 9 d-moll op. 125)は、ベートーヴェンの9番目にして最後の交響曲(第10番もあるが未完成)である。副題として「合唱付き」が付されることも多い。また日本では親しみを込めて「第九」(だいく)とも呼ばれる。第4楽章はシラーの詩『歓喜に寄す』が用いられ、独唱および合唱を伴って演奏される。その主題は『歓喜の歌』としても親しまれている。古典派の以前のあらゆる音楽の集大成ともいえるような総合性を備えたと同時に、来るべきロマン派音楽の時代の道しるべとなった記念碑的な大作である。 Wikipediaより引用
ベートーヴェン最後の交響曲として知られる「第九」。日本でよく耳にするのは4楽章の合唱部分ですね。解説にもあるように西洋音楽界の記念碑的作品でして、たとえばブルックナーは第九を交響曲の模範として自らの作曲技法としてとりいれましたし、シューベルトは自らの交響曲(第8番「ザ・グレイト」)の中に第九の歓喜の主題を改変して引用しています。また「交響曲と合唱隊を組み合わせる」という形式は、今年アニバーサリーイヤーだったマーラーが受け継ぎ、拡大発展させました。
逸話も多くある曲で、まだCDという規格が開発段階にあった頃「記録時間を何分にするか」という話になり、メーカーが当時世界的大指揮者として君臨していたカラヤンに意見を求めたところ「第九が1枚に収まるように」と答えたので、現在CDの記録時間が74分になった、とか、ベートーヴェン以降「交響曲を9曲書くと死ぬ」というジンクスが出来た(ドヴォルザークもマーラーもブルックナーも9番まで書いて死んでいる)そうです。
第九の聴きどころ――おススメの聴き方
聴きなれた人間でも、全楽章を通すと1時間以上ある第九を聞くのは、ちょっとしんどいです。第九って一応、1~3楽章の紆余曲折とも呼べる展開が4楽章で終結するという大きな流れのある曲なので、全体を余すところなく聴いてこそ「第九」になるわけなんですが、現代の人間の集中力の限界は15分とか30分とか言われていますし、なかなかそうもいきません。なので邪道ですが、おススメする聴き方は「4楽章以外は寝る」。これに尽きます。コンサートホールの椅子はたいていいい椅子なので、寝るにはもってこいです。合唱が入る4楽章になったら起き出して、第九の第九たるものが詰まった4楽章を堪能しましょう。
まあ、いろいろ意見はあるかと思いますが、少なくとも初心者に限って言うとこんなんでいいのじゃないかなーと思います。実際私もコンサートホールに通い始めた頃はよく寝ましたが、慣れていくうちに演奏の細部に気が向くようになりました。そんなもんでいいと思います。
京都コンサートホールで聴ける「第九」
京都最大のクラシック専用ホール、京都コンサートホール。京都市営地下鉄「北山」駅下車すぐで、京都の方なら誰でも行きやすいロケーションです。詳しいアクセスはこちら。
会場:
京都コンサートホール 大ホール
日時:
2011年12月1日(日)
開演14:30
料金:
S席5,800円 A席5,000円
出演:
指揮/大友直人
管弦楽/京都市交響楽団
合唱指揮/葛西進 Sp/畑田弘美、Ms/福原寿美枝、T/竹田昌弘
バスバリトン/片岡直樹 合唱/京都「第九」をうたう会2011
演目:
ベートーヴェン:「プロメテウスの創造物」序曲
ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調「合唱付き」op.125
お問い合わせ:
京都ミューズ 075-441-1567
日時:
2011年12月27日(火)
開演19:00
会場:
京都コンサートホール 大ホール
出演:
指揮/広上淳一(常任指揮者) Fl/清水信貴
Hp/松村衣里、Sp/小川里美、Ms/手嶋眞佐子
T/吉田浩之、Ba/黒田博、合唱/京響市民合唱団、京都市立芸術大学
ダマーズ:フルート、ハープ、弦楽のためのデュオ・コンチェルタント
ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調「合唱付」op.125
※27日、28日では前プロが変わりますので、ご注意下さい。
料金:
S5,000 A売切れ B3,000
オンラインチケット購入はこちら
お問い合わせ:
京都市交響楽団 075-711-3110
日時:
2011年12月28日(水)
開演19:00
会場:
京都コンサートホール 大ホール
出演:
指揮/広上淳一(常任指揮者) Fl/清水信貴
Hp/松村衣里、Sp/小川里美、Ms/手嶋眞佐子
T/吉田浩之、Ba/黒田博、合唱/京響市民合唱団、京都市立芸術大学
モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲ハ長調K.299(297C)
ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調「合唱付」op.125
※27日、28日では前プロが変わりますので、ご注意下さい。
料金:
S5,000 A4,000 B3,000
オンラインチケット購入はこちら
お問い合わせ:
京都市交響楽団 075-711-3110
ザ・シンフォニーホールで聴ける「第九」
京都を飛び出して大阪はザ・シンフォニーホール!日本でも有数の名ホールでありながら、JR大阪駅からも近く、非常に立ち寄りやすいホールです。詳しいアクセスはこちら。
日時:
2011年12月25日(日)
15:00 開演 14:00 開場
会場
ザ・シンフォニーホール
出演:
[指揮]井上道義
[管弦楽]大阪フィルハーモニー交響楽団
[合唱]大阪フィルハーモニー合唱団
[ソプラノ]小川里美 [メゾ・ソプラノ]重松みか
[テノール]井ノ上了吏 [バリトン]青山貴
料金
A 6,000円 B 4,500円 C 3,000円
インターネットでチケットをご購入いただけます
プログラム:
ベートーヴェン:序曲 「コリオラン」
ベートーヴェン:交響曲 第9番「合唱付」
お問い合わせ先:
ABCチケットセンター 06-6453-6000
日時:
2011年12月26日(月)
19:00 開演 18:00 開場
会場
ザ・シンフォニーホール
出演:
[指揮]現田茂夫
[ピアノ]藤田美鈴
[ソプラノ]福田祥子
[アルト]田中友輝子
[テノール]松本薫平
[バリトン]田中勉
[合唱]大阪交響楽団感動の第九特別合唱団2011
[合唱指揮]中村貴志
[合唱ピアノ]北口裕子
[管弦楽]大阪交響楽団
料金:
A 5,000円 B 3,000円 C 2,000円 学生 1,000円
プログラム
モーツァルト:ピアノ協奏曲 第23番 イ長調 K.488
ベートーヴェン:交響曲 第9番 ニ短調 op.125「合唱」
お問い合わせ先:
大阪交響楽団 072-226-5522
日時:
2011年12月28日(水)
19:00 開演 18:00 開場
会場:
ザ・シンフォニーホール
出演:
[指揮]ケン・シェ
[管弦楽]日本センチュリー交響楽団
[合唱]京都バッハ・アカデミー合唱団
[ソプラノ]尾崎比佐子
[アルト]福原寿美枝
[テノール]松本薫平
[バリトン]キュウ・ウォン・ハン
料金
A 6,000円 B 4,500円 C 売切れ
インターネットでチケットをご購入いただけます
プログラム
ベートーヴェン:交響曲 第9番「合唱付」
お問い合わせ先:
ABCチケットセンター 06-6453-6000
日時:
2011年12月29日(木)
19:00 開演 18:00 開場
会場:
ザ・シンフォニーホール
出演:
[指揮]大植英次
[ソプラノ]スザンネ・ベルンハート
[アルト]カロリン・マズア
[テノール]トーマス・クーリー
[バリトン]アンドレアス・バウアー
[合唱]大阪フィルハーモニー合唱団 大阪音楽大学合唱団
[合唱指揮]本山秀毅
[管弦楽]大阪フィルハーモニー交響楽団
料金:
A 6,000円 B 4,500円 C 3,000円 D 1,500円
プログラム:
ベートーヴェン:交響曲 第9番 ニ短調 「合唱付」 op.125
お問い合わせ先
大阪フィル・チケットセンター 06-6656-4890
日時:
2011年12月30日(金)
19:00 開演 18:00 開場
会場:
ザ・シンフォニーホール
出演:
[指揮]大植英次
[ソプラノ]スザンネ・ベルンハート
[アルト]カロリン・マズア
[テノール]トーマス・クーリー
[バリトン]アンドレアス・バウアー
[合唱]大阪フィルハーモニー合唱団 大阪音楽大学合唱団
[合唱指揮]本山秀毅
[管弦楽]大阪フィルハーモニー交響楽団
料金:
A 6,000円 B 4,500円 C 3,000円 D 1,500円
プログラム:
ベートーヴェン:交響曲 第9番 ニ短調 「合唱付」 op.125
お問い合わせ先
大阪フィル・チケットセンター 06-6656-4890