アメニティサービスなどを省いた素泊まりのお宿。
海外ではバックパッカーが利用するお宿として知られています。
ホテルや旅館では当たり前のように思われるサービスがありません。
ベッドのシーツは自分で敷いたり、お食事の提供がなかったり、
浴室・トイレは共用だったり(浴室は無いところもあります)
アメニティも用意されていないところがほとんどです。
1泊だけのお客様はもちろん、国内外からのロングステイのお客様も
多いことも特徴です。
※お宿によって、ルールや設備は異なります。
ご予約の前には、各ゲストハウスの注意事項 を良く読んでください。
「街の静けさに溶けこんで、ゆったり過ごしてほしい」
「他の宿泊客の方とわいわいお酒を酌み交わす、なんてことを楽しんで欲しい」といったように、ゲストハウスの種類もルールも、オーナーさんの考え方次第。
それは、ゲストハウスそれぞれの哲学、とも言えるかもしれません。
宿泊する前にきちんと知って、きちんと味わうことが何より大切なことなのです。事前にウェブサイト等の情報を確認しておいて、気になることは問い合わせてから向かいましょう。
素敵なお宿と人に出会って、心豊かな時を過ごしましょう。
オーナーさんのこだわり、そのままの建物を、そのままの姿で味わってもらうことも、ゲストハウスならではの楽しみ方なのです。
たとえば、町家型のゲストハウスの場合ですと、エアコンをあえて設置せず、夏は暑く、冬は寒いお宿もあります。
(古い京町家にとって、エアコンは建物保存の大敵なのです。)
夏には水分補給、冬には防寒対策。
そうやって自然と向き合って過ごすのも、また楽しいものです。
年間通してエアコン無しでは過ごせない、という方には向かないかもしれませんので、予約の前には各ゲストハウスの情報を調べてくださいね。
それから、ゲストハウスにある設備は、宿泊者全員が使うものです。キッチンにお風呂にトイレ・・・仲良く、大切に扱いましょう。
(電話等で問い合わせる際には、チェックアウト時やチェックイン時、お食事の準備時間などは避けた方が無難です。少人数で経営されているところが多いので、ちょっとした心遣いを。)
つまり、ゲストハウスって「お家」にお邪魔する、
と言った方が近いのかもしれません。
ゲストハウスが、安い宿泊費で経営を続けてくださるためにも、
節電と節水は、とっても大切なポイントなのです。
不必要な時には、きちんと電気を切る。いらないお水は、使わない。
滞在中は、簡単なことをほんのちょっと意識して行動するようにしましょう。
ゲストハウスでは、自己管理が、とっても大切です。
特にドミトリーのお部屋では、様々な方と一緒のお部屋で生活をすることになります。自分の荷物は、いつもコンパクトにまとめて整理しておき、貴重品等はご自身できちんと管理をする必要がありますね。
旅の種類にもよりますが、あらかじめ、持ち歩き用の貴重品用バッグや、大きい荷物用の鍵を用意しておくなど、一工夫をしておくのもいいかもしれません。
また、中には、施錠のできないお部屋や、男女MIXのお部屋もございます。気になる方は、各ゲストハウスの公式サイトで事前によく確認なさることをおすすめします。
【ドミトリー】
相部屋のこと。1部屋につき、シングルベッドが2つ3つ並んでいるところから、二段ベッドが10程度並んでいるところまで、様々です。
シャワー・トイレは、共用で使う所がほとんど。男女混合のお部屋や、鍵のないお部屋もしばしば見られます。
他の宿泊客の方とのコミュニケーションをとれたり、宿泊単価が安くなる利点があります。
<便利なもの>
・耳栓と、アイマスク
他の人が活動している時に眠りたいとき、役立ちます。・バイブ式の目覚まし時計
音のなる目覚ましは他の方の安眠を妨げます。振動で起こしてくれる目覚まし時計を持参することをおすすめします。-
・荷物用の鍵
施錠できるロッカー設備がある場合には不必要な時もありますが、旅行中も何かと使えますので鍵付きのカバンを用意する、あるいは、別途鍵を購入するのもよいでしょう。
【バックパッカー】
一概には言えませんが、比較的低予算で国外を個人旅行する旅行者のことです。
バックパック(リュックサック)を背負って移動する者が多いことからこの名がつけられました。
ユースホステルやゲストハウス等を利用したり、観光地だけでなく、地元住人との出会いに重点を置く等といった特徴があります。
【ロングステイ】
長期滞在のこと。
ゲストハウスによっては、長期滞在者を多く受け入れておられるお宿もあります。
長く滞在するからこそ、みえてくる魅力はたくさんあるはず。