Exhibitions展覧会
⽣誕140年 ⽵久夢⼆のすべて 画家は詩人でデザイナー
2024年に生誕140年・没後90年の節目を迎える、大正ロマンを代表する画家で詩人の竹久夢二。この展覧会では、絵画だけに留まらない夢二の多彩な活動を福田美術館の夢二コレクションを通じて振り返ります。
福田美術館所蔵の夢二コレクションは、かつて夢二と直接親交があった故・河村幸次郎氏(下関市立美術館名誉館長)が蒐集した「旧河村コレクション」と呼ばれるものです。本展ではそのうち約230点の作品を一挙公開します。
その中には、夢二の代名詞ともいえる長身ではかなげな印象の「夢二式美人」を描いた作品はもちろん、珍しい油絵や風景画、画家としての眼差しを伝える貴重なスケッチ、小説の挿絵、「セノオ楽譜」に代表される楽譜表紙、そして日本の“カワイイ”文化の元祖ともいえる愛らしいデザイン画など多彩な作品が含まれます。また、夢二の文才が発揮された小説や俳句についても紹介します。
関西で夢二コレクションがまとまった数で公開されるのは、約30年ぶりの機会となります。多彩な才能を発揮したマルチクリエイターとしての夢二の魅力の詰まった作品を、ぜひご高覧ください。
- 本展は前後期制です。会期中に大幅な作品入替がございます。
【前期】2023/7/14(金)~8/28(月)
【後期】2023/8/30(水)~10/9(月・祝) - 本展は京都展開催の後、全国に巡回を予定しています。
竹久夢二
1884年岡山県に生まれる。1901年に上京、苦学しながら早稲田実業学校に通うも、雑誌『中学世界』への投稿作品が入選したことを機に中退、画家としての道を選ぶ。日本の社会主義運動の先駆者とされる荒畑寒村と交流があった縁で平民社の機関誌『直言』に挿絵を提供。一方で記者・文学者の島村抱月に見出され彼の下『東京日日新聞』にコマ絵を提供するなど挿絵画家として活動した。その後『夢二画集 春の巻』を出版し、以降画集・詩画集を続々と刊行し人気を博す。1918年以降には作詞を手掛けた歌曲「宵待草」が流行した。生涯をかけて数多くの美人画を描き、その題材ともなった恋愛遍歴についても多く評伝されている。群馬県・榛名山の麓に美術研究所の設立を志すも結核を患い、1934年に49歳で逝去した。
展覧会概要
期間 | 2023/07/14(金) 〜 2023/10/09(月) |
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会場・開催場所 |
福田美術館
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時間 | 10:00~17:00(入館は16:30まで) |
休館日 | 8/29(火) |
料金 | 一般・大学生:1,500円(1,400円) 高校生:900円(800円) 小・中学生:500円(400円) 障がい者と介添人1名まで:各900円(800円) ※幼児無料 ※()内は20名以上の団体料金 【嵯峨嵐山文華館両館共通券】 一般・大学生:2,300円 高校生:1,300円 小中学生:750円 障がい者と介添人1名まで:各1,300円 ※その他オンラインチケット、一部日程で朝9:30から入館可能な朝活チケットの販売もございます。詳細は福田美術館のホームページをご確認ください。 |
注意事項等 |
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お問い合わせ | TEL:075-863-0606075-863-0606 |
info@fukuda-art-museum.jp | |
ホームページ | https://www.mbs.jp/yumeji-140/ |
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