Exhibitions展覧会

グラフィックデザイン:渡辺和雄
グラフィックデザイン:渡辺和雄
森村泰昌《交響曲絵画「Eroica No.6」のための習作》2023年
森村泰昌《交響曲絵画「Eroica No.6」のための習作》2023年

Au Passage(オ パサージュ)4人の個展―競馬場のパサージュにて

2023/11/04(土) 〜 2023/11/26(日)

2023年4月にグランドオープンしたJRA京都競馬場と、10月に京都駅東部エリアに全面移転した京都市立芸術大学。この双方を記念し、京都競馬場内の展示コーナーにて、京都市立芸術大学の出身で日本を代表する芸術家、西野陽一氏・森村泰昌氏・八木明氏・山本容子氏の4名が「馬」をテーマに制作した作品の展覧会を開催します。

日本画家・西野陽一氏は、凱旋門賞の会場、パリ・ロンシャン競馬場が位置する、ブローニュの森を歩く馬をイメージした6枚組のパネル作品1点と親子の馬を描いた小作品を発表。

美術作品の登場人物に扮したポートレイト作品で知られる現代美術家・森村泰昌氏は、ジャック=ルイ・ダヴィッド作『サン=ベルナール峠を越えるボナパルト』に描かれた、馬にまたがるナポレオン・ボナパルト(ナポレオン1世)に扮したセルフポートレイトと、その撮影に伴う小道具等を展示します。

陶芸家・八木一夫を父に持ち、清新な青白磁が国内外でも高く評価されている陶芸家・八木明氏は、馬を模した繊細な飾りを冠した青白磁による籠や、レリーフをほどこした陶板作品などを発表予定です。

都会的で洗練された作品を生み出し続ける銅版画家・山本容子氏は、ルイス・キャロル作『鏡の国のアリス』を題材とした銅版画作品を中心に、版画だけではなくその世界観を具現化したインスタレーションとしてショーケース一面を使った大型作品を展開します。

エリザベス女王杯(GⅠ)、マイルチャンピオンシップ(GⅠ)をはじめ、競馬が一層盛り上がる秋の京都競馬場で、初の試みとなる美術展です。この機会にぜひ足をお運びください。

出展作家

西野陽一

日本画家。1954年京都市生まれ。自然や動物などの生き物を題材に、日本画で独自の世界を開拓し続けている。
1978年京都市立芸術大学日本画科卒業。2006年第19回京都美術文化賞、2008年第26回京都府美術功労賞、2016年第8回円空賞、2022年京都市文化功労者など受賞。NEXT展、Nihonga・京などのグループ展や個展で作品を発表。

森村泰昌

現代美術家。1951年大阪市生まれ。1985年、ゴッホに扮したセルフポートレート写真でデビューして以降、国内外で作品を発表。近年の主な個展に、「M式『海の幸』――森村泰昌 ワタシガタリの神話」(アーティゾン美術館、2021年)、「ワタシの迷宮劇場」(京都市京セラ美術館、2022年)等。2018年、大阪・北加賀屋に「モリムラ@ミュージアム」を開館。2006年京都府文化功労賞、2007年芸術選奨文部科学大臣賞、2011年紫綬褒章を受賞。

八木明

陶芸家。1955年京都市生まれ。陶芸家の八木一艸を祖父に、八木一夫を父に持つ。緻密な計算と卓越した轆轤技術で、入れ子や紋平皿など集合体として空間を内包する作品を手掛ける。京都造形芸術大学(現京都芸術大学)にて後進の育成にも尽力。1993年京都市芸術新人賞、1997年京都府文化賞奨励賞、2000年MOA岡田茂吉賞工芸部門 優秀賞、2006年紺綬褒章、2008年京都府文化賞功労賞、2009年第22回京都美術文化賞等を受賞。

山本容子

銅版画家。1952年埼玉県生まれ。都会的で軽快洒脱な色彩で、独自の銅版画の世界を確立し、絵画に音楽や詩を融合させるジャンルを超えたコラボレーションを展開。1978年京都市立芸術大学西洋画専攻科修了。1980年京都市芸術新人賞、1983年韓国国際版画ビエンナーレ優秀賞、1992年『Lの贈り物』(集英社)で講談社出版文化賞ブックデザイン賞、2007年京都府文化賞功労賞、2011年京都美術文化賞、2013年京都市文化功労者表彰等を受賞。

会場・アクセス

JRA京都競馬場
ステーションサイド3階 展示コーナー

〒612-8265 京都市伏見区葭島渡場島町32
【京阪】「淀」駅下車、徒歩2分
【バス】
JR「山﨑」駅より、約20分(阪急「西山天王山」駅経由便はJR「山﨑」駅までの所要時間約30分程度)
阪急「西山天王山」駅より約15分
※京都競馬場までのバスは毎週土・日曜日のみ運行(有料)
時刻表・運賃についてはこちら

展覧会概要

期間 2023/11/04(土) 〜 2023/11/26(日)
会場・開催場所 JRA京都競馬場 ステーションサイド3階展示コーナー
時間 9:00~17:00
休館日 月~金曜日
※土・日のみオープン
料金

200円(11/12・11/19は500円)

※京都競馬場への入場料のみでご覧いただけます

注意事項等
  • 本展は会期中の土・日曜日のみの開催となります。
  • 京都競馬場への入場料のみでご覧いただけます(11/12・11/19は500円となります)
  • 状況により、やむを得ず予定が変更となる場合がございます。最新情報はJRA京都競馬場の公式ホームページ、または京都競馬場までお問合せください。
お問い合わせ TEL:075-631-3131075-631-3131
※京都競馬場
ホームページ https://www.kcua.ac.jp/20231104_aupassage/

関連アートイベント

該当するアートイベントはございません。

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