Exhibitions展覧会

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Azuma Makoto Exhibition X-Ray FLOWERS

幾多の表現を通じて花や植物の美しさ・可能性を探求してきた、フラワーアーティスト・東信(あずま・まこと)の個展を、京都新聞ビル地下1階(印刷工場跡)にて開催します。

東はこれまで世界各地で巨大なBotanical Sculptureといった革新的なインスタレーションを手がける一方で、花が咲いて朽ち果てるまでの変容を捉えた映像作品から子ども向けのアニメーション制作まで、常に花の持つ無限の可能性と命の尊さに対峙してきました。
こうした活動の中で、2018年頃より彼の関心は花の内部構造へも広がりを見せ、レントゲン撮影を通じた未知の領域への挑戦がスタートしました。

本展では、長年にわたり新聞を印刷してきた面影を遺す京都新聞印刷工場跡地の大空間を舞台に、そのX線写真撮影時のフィルム原版およびCTスキャンで撮影した映像を展示します。
技術の進歩により、これまで目にすることのなかった世界が可視化され、私たちは新たな視点で植物の微細で崇高な世界を目撃することになります。暗闇の中に光るその先に、多様で神秘に満ちた植物の世界が静かに立ち現れるでしょう。

X-RAY FLOWERS シリーズ

人間の視覚では捉えることができない植物の内側。表面的な美しさではなく、花や植物の深部に迫る試みです。葉脈や花弁の繊細さ、茎の力強さ、根の深淵、さらには内包される種子の細部までが明らかになり、そこに秘められた生命の息吹が映し出されます。花びらも茎も、すべてが調和の中にあり、驚くほど美しく、力強い姿を見せています。人智では及ぶことができないようなこれらの奇跡的な構造の中に細胞が集積し、一輪の花がかたちづくられ、そして花の集積が野山に、大地へと連なりこの豊かな世界を構成しています。東が発信してきたすべてのプロジェクトは、細胞から地球の成層圏といったミクロからマクロへの生命の集積でもあり、本展ではそのミクロの世界を存分に探求することができるでしょう。

東信

2002年より、注文に合わせてデッサンを起こし、花材を仕入れ、花束をつくるオートクチュールの花屋『JARDINS des FLEURS』を銀座に構える(現在は南青山所在)。 2005年頃から、こうした花屋としての活動に加え、植物による表現の可能性を探求し、彫刻作品ともいえる造形表現=Botanical Sculptureを開始し、海外から注目を集めはじめる。ニューヨークでの個展を皮切りに、ヨーロッパを中心に先鋭的な作品を数多く発表するほか、2009年より実験的植物集団「東信、花樹研究所 (AMKK)」を立ち上げ、世界各地の美術館やアートギャラリー、パブリックスペースなどで作品発表を重ねる。 近年では人と花の接点を模索するプロジェクトも精力的に展開。巨大な花のインスタレーションからレントゲン技法で花の内部まで写し出すミクロのアートワークまで活動範囲は多岐にわたり、独自の視点から植物の美を追求し続けている。

展覧会概要

期間 2025/03/20(木) 〜 2025/03/30(日)
会場・開催場所 京都新聞ビル地下1階
時間 11:00~18:00(入場は17:30まで)
休館日 会期中無休
料金 無料
注意事項等 状況により、やむを得ず予定が変更となる場合がございます。最新情報は展覧会の公式ページをご確認ください。
お問い合わせ TEL:03-5414-582303-5414-5823
※AMKK(東信花樹研究所)
ホームページ https://azumamakoto.com/news/77zcopqd2/

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