Exhibitions展覧会

カナレット《モーロ河岸、聖テオドルスの柱を右に西を望む》1738年頃 スフォルツァ城絵画、ミラノ Pinacoteca del Castello Sforzesco-© Comune di Milano / foto Daniele De Lonti 2024
カナレット《モーロ河岸、聖テオドルスの柱を右に西を望む》1738年頃 スフォルツァ城絵画、ミラノ Pinacoteca del Castello Sforzesco-© Comune di Milano / foto Daniele De Lonti 2024
カナレット《カナル・グランデのレガッタ》1730–1739年頃 ボウズ美術館、ダラム The Bowes Museum, Barnard Castle, Co. Durham,England
カナレット《カナル・グランデのレガッタ》1730–1739年頃 ボウズ美術館、ダラム The Bowes Museum, Barnard Castle, Co. Durham,England
カナレット《ロンドン、ラネラーのロトンダ内部》1751年頃 コンプトン・ヴァーニー、ウォリックシャー © Compton Verney / Bridgeman Images
カナレット《ロンドン、ラネラーのロトンダ内部》1751年頃 コンプトン・ヴァーニー、ウォリックシャー © Compton Verney / Bridgeman Images
カナレット《サン・マルコ広場でのコメディア・デラルテの上演》1755–1757年? ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館、ロンドン © Victoria and Albert Museum, London.
カナレット《サン・マルコ広場でのコメディア・デラルテの上演》1755–1757年? ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館、ロンドン © Victoria and Albert Museum, London.
ウィリアム・マーロー《カプリッチョ:セント・ポール大聖堂とヴェネツィアの運河》1795年頃? テート Photo:Tate
ウィリアム・マーロー《カプリッチョ:セント・ポール大聖堂とヴェネツィアの運河》1795年頃? テート Photo:Tate
ウィリアム・エティ《溜息橋》1833-1835年 ヨーク・ミュージアム・トラスト(ヨーク美術館) York Museums Trust(York Art Gallery)
ウィリアム・エティ《溜息橋》1833-1835年 ヨーク・ミュージアム・トラスト(ヨーク美術館) York Museums Trust(York Art Gallery)
クロード・モネ《パラッツォ・ダーリオ、ヴェネツィア》1908年 ウェールズ国立美術館、カーディフ ©Amgueddfa Cymru-Museum Wales
クロード・モネ《パラッツォ・ダーリオ、ヴェネツィア》1908年 ウェールズ国立美術館、カーディフ ©Amgueddfa Cymru-Museum Wales

特別展「カナレットとヴェネツィアの輝き」

都市の景観や古代の遺跡などを精密に描き出した風景画「ヴェドゥータ(景観画)」。なかでも18世紀に活躍したイタリアの画家・カナレットがヴェネツィアの風景を描いたヴェドゥータは、旅行者たちに旅の記念として熱烈に愛好されました。本展は、そんなヴェドゥータの巨匠・カナレットの画業とヴェドゥータの歴史に注目する、日本初の大規模展覧会です。

カナレットが生きた18世紀、グランド・ツアーと呼ばれる貴族の周遊旅行が最盛期を迎えました。特に盛んだったのはイギリスで、その目的地の多くはイタリア。なかでもローマやフィレンツェ、そしてヴェネツィアが人気でした。そして貴族たちは、旅の記念として訪れた土地の景色を美しく描いたヴェドゥータを購入し、持ち帰ったのです。

ヴェネツィアを訪れた旅行者たちが争うように買い求めたカナレットのヴェドゥータには、大運河の水辺から立ち上がる壮麗な建築や、祝祭の景色など、まさしく旅行者が求めるヴェネツィアの姿が描かれていました。ヴェネツィアに対する理想的なイメージは、雄大さと緻密さを併せ持つカナレットのヴェドゥータを通して定着していきました。
また、カナレットが緻密に、かつ意図的な操作を重ねながら描き出したヴェネツィアの景観は、その後も多くの画家たちを魅了し続けました。ホイッスラーからモネに至るまで、外国から訪れた画家たちも、聖俗が同居する魅力的な都市・ヴェネツィアの姿をカンヴァスに表現しています。

本展では、カナレットが描く壮麗なヴェネツィアのヴェドゥータを中心に、素描や版画作品を加えてその作画の秘密を紹介。そして、カナレットとは異なる眼差しでヴェネツィアを描いた19世紀の画家たちの作品も併せてご紹介します。
この機会に、水の都・ヴェネツィアの輝きを見事に記録したカナレットの画業とヴェドゥータの魅力を、ぜひご高覧ください。

展覧会概要

期間 2025/02/15(土) 〜 2025/04/13(日)
会場・開催場所 京都文化博物館
4・3階展示室
時間 10:00~18:00(金曜日は19:30まで)
※入場は各日閉室30分前まで
休館日 月曜日(ただし、2/24(月・休)は開館)、2/25(火)
料金 一般:1,800円(1,600円)
大高生:1,200円(1,000円)
中小生:600円(400円)
※()内は前売および20名以上の団体料金です。
※未就学児無料(要保護者同伴)
※学生料金での入場の際は学生証をご提示ください。
※障害者手帳等をご提示の方と付添者1名は無料です。
※上記料金にて2階総合展示(2/15~3/19は休室)、3階フィルムシアターもご覧ただけます(催事により別途料金が必要な場合があります)

【春休み こども無料ウィーク】
2025/3/22(土)~3/30(日)の期間中は、小中高生の方は無料で観覧いただけます。
※入場時に学生証をご提示ください。

その他企画チケットについては京都文化博物館のホームページをご確認ください。
注意事項等 状況により、やむを得ず予定が変更となる場合がございます。最新情報は京都文化博物館のホームページをご確認ください。
お問い合わせ TEL:075-222-0888075-222-0888
ホームページ https://www.bunpaku.or.jp/exhi_special_post/20250215-0413/

関連アートイベント

関連記事

該当する記事はございません。