Exhibitions展覧会
JR「Printing the Chronicles of Kyoto」「JR 京都クロニクル 2024」【KYOTOGRAPHIE2025】
道ゆく人に自分自身の認識と対峙するような問いを投げかける記念碑的なパブリック・アート・プロジェクトを発表しているフランス出身のアーティスト・JRの展覧会です。今回は2024年秋から京都の様々な場所で撮影した京都の人々のポートレートで制作した写真壁画作品〈JR京都クロニクル2024〉の展示を行います。
今回発表する写真壁画は、2017年からJRが取り組んでいる市民参加型の壮大な壁画シリーズ〈クロニクル〉プロジェクトの一環で制作されました。
JRは2024年秋から彼の制作チームとともに京都に滞在。京都の様々な場所で移動式のスタジオを構え、道行く人に声をかけポートレートを撮影しました。そのポートレートはコラージュされ、京都における人々の関係性や多様性を垣間見ることのできる、リアリティー溢れる写真壁画作品〈JR京都クロニクル2024〉に結実しました。
インダストリアルな空間が特徴の京都新聞ビル地下の印刷工場跡と1階スペース、そして京都の玄関口である京都駅ビルの北側通路壁面、屋内・屋外の2か所で展示を行います。
※本展は「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2025」のメインプログラムです。
JR
フランス出身。パリ郊外に住むステレオタイプの若者の在り方に異議を唱えた最初の大規模プロジェクト〈時代の肖像〉(2004-06)を制作後、国際的に活動を開始。パレスチナとイスラエルの分離壁のそれぞれの側に暮らす人々のポートレート(2007)、ケニアの巨大スラム街キベラの電車の車両に出現する女性の目(2009)、アメリカとメキシコの国境のフェンスから覗く巨大な幼児(2017)など、実物を超えるサイズのインスタレーションは人々の日常の物語を拡張し、対話を促している。
屋外だけでなく屋内でも作品を発表しており、ブルックリン美術館(2019)やヨーロッパ写真美術館(2018)で大規模な回顧展を開催。ヴェネツィア・ビエンナーレ(2022)、サンフランシスコ近代美術館(2019)、NGVトリエンナーレ(2020)で作品やインスタレーションを発表している。
2017年からは市民参加型の壮大な壁画シリーズ〈クロニクル〉プロジェクトを開始。何百人もの人々を撮影し彼らのポートレートをコラージュして、その土地の特性や社会構造を現すリアルな構図を作り上げている。
【A】Printing the Chronicles of Kyoto
会場:京都新聞ビル地下1階(印刷工場跡)&1階
〒604-0813 京都市中京区烏丸夷川上ル少将井町239
【地下鉄】烏丸線「丸太町」駅下車、7番出口より徒歩1分
※こちらの展示は「特別会場」のため、入場にはKYOTOGRAPHIEパスポート、もしくは限定無料チケット(入場予約券/オンライン配布・各日枚数限定)が必要です。
※限定無料チケットの予約は専用ページよりお申し込みください。
【B】JR クロニクル京都 2024
会場:京都駅ビル北側通路壁面
京都市下京区東塩小路釜殿町
【地下鉄】烏丸線「京都」駅、【JR】「京都」駅、【近鉄】「京都」駅下車(駅直結)
※こちらの展示は入場無料です。どなたでもご自由に観覧いただけます。
展覧会概要
期間 | 2025/04/12(土) 〜 2025/05/11(日) |
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会場・開催場所 |
京都新聞ビル地下1階&1階
京都駅ビル北側通路壁面 |
時間 | 【A:京都新聞ビル地下1階&1階】10:00~18:00(土日祝は19:00まで) 【B:京都駅ビル北側通路壁面】24時間いつでも |
休館日 | 【A:京都新聞ビル地下1階&1階】4/15(火)・4/20(日)・4/28(月)・5/7(水) 【B:京都駅ビル北側通路壁面】無休 |
料金 | 【A:京都新聞ビル地下1階&1階】無料(ただし、KYOTOGRAPHIEパスポート、または限定無料チケット(入場予約券)が必要です) 【B:京都駅ビル北側通路壁面】無料 |
注意事項等 | 状況により、やむを得ず予定が変更となる場合がございます。ご来場前にKYOTOGRAPHIE公式サイトやSNS、会場施設のホームページ等で、最新の情報をご確認ください。 |
お問い合わせ | TEL:075-708-7108075-708-7108 |
info@kyotographie.jp | |
ホームページ | https://www.kyotographie.jp/programs/2025/jr-1/ |
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