Exhibitions展覧会
ピエール=エリィ・ド・ピブラック「In Situ」【KYOTOGRAPHIE2020】
KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭2020のメインプログラム。国際的に活躍するフランス出身の写真家、ピエール=エリィ・ド・ピブラックの個展です。
今回の展覧会ではパリ・オペラ座(ガルニエ宮)で撮影された2つのシリーズ作品を展開します。
2013~15年にかけて、ピブラックはパリ・オペラ座の舞台裏に密着し、「In Situ」三部作の撮影を行いました。ピブラックはダンサーたちの間に溶け込み、歌劇場での生活を共有しながら、彼らの動きを観察し、あらゆる瞬間を捉えました。
シリーズ作品「Confidences」は、バックステージやリハーサル中に撮影した写真で構成されています。無音のカメラと特殊レンズを用いることで、彼はダンサーたちに近づき、生々しくストレートな情感あふれるイメージを創り上げました。フランス語で「本来あるべき場所で」という意味をもつ「In Situ」のタイトルを体現するかのように、なかなか公には見ることのできないダンサー同士の親密さを捉えることにも成功しています。
「Catharsis」はダンサーたちの動きを抽象的に表現している点に対し、もうひとつのシリーズ作品「Analogia」は壮観なガルニエ宮にダンサーたちを配置し、まるで壮大な絵画のような構成となっています。
ピエール=エリィ・ド・ピブラック
1983年パリ生まれ。祖父は写真家のポール・デ・コードン。2007年、最初の写真ルポルタージュをキューバとミャンマーで制作。これらの初期作品は、2007年のSFR Young Talent Prizeや2008年のParis Match Prize for Student Photography等を獲得し、パリをはじめフランス国外でも写真展が開催される。名門ビジネススクールを卒業後、2009年から本格的に写真の道へ。2010年、ニューヨークに渡りドキュメンタリー・プロジェクト「American Showcase」を制作し、その後、2012年にはドキュメンタリー・シリーズ「Real Life Super Heroes」を自主制作。2013-2015年のシーズンにかけてパリ・オペラ座のバレーダンサーたちに密着し、「In Situ」シリーズを制作。これまで「In Situ」シリーズは、パリ写真月間(2014)、マイアミのArt Lexing Gallery(2015)、パリフォト(2015)、パリフォト ロサンゼルス(2015)、 メキシコのZona Maco(2016)、マイアミのArt Wynwood(2016)、キューバのCasa Victor Hugo(2016)など世界中で展示される。 2016年には8か月間キューバに暮らし、製糖業に生きるアズカレロスと呼ばれる人々を撮影し、社会学的・人類学的記録である「Desmemoria(忘却)」プロジェクトを実現。2019年10月に写真集がEditions Xavier Barralより出版された。
会場・アクセス
京都府庁旧本館 正庁
〒602-8041 京都府京都市上京区下立売通新町西入ル藪之内町
【市バス】10、93、202、204系統にて「府庁前」下車、徒歩5分
【地下鉄】烏丸線「丸太町」駅下車、徒歩10分
展覧会概要
期間 | 2020/09/19(土) 〜 2020/10/18(日) |
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会場・開催場所 | 京都府庁旧本館 正庁 |
注意事項等 | ※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、入場時にはマスクの着用や来場者同士の距離の確保などのご協力をお願いいたします。また、発熱等の風邪症状や体調がすぐれない方は来場をお控えください。 |
お問い合わせ |
TEL:075-708-7108075-708-7108
FAX:075-708-7128 |
info@kyotographie.jp | |
ホームページ | https://www.kyotographie.jp/exhibitions/pierre-elie-de-pibrac/ |
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