Exhibitions展覧会
ヨリヤス(ヤシン・アラウイ・イスマイリ)「カサブランカは映画じゃない」Supported by agnès b.【KYOTOGRAPHIE 2024】
「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2024」のメインプログラム。モロッコの写真家・コレオグラファー(振付師)のヨリヤス(本名:ヤシン・アラウイ・イスマイリ)による展覧会です。本展では、彼が暮らすモロッコ最大の都市・カサブランカのストリートを被写体に、その土地の様々な社会的変化を見つめた作品を展示します。
ヨリヤスは、プロのブレイクダンサーとして注目を集めた後、2015年より写真家としての活動を開始。近年ではニューヨーク・タイムズ紙が発表する注目すべきアーティストの一人にも選ばれるなど、国際的な評価を受けています。
ヨリヤスの作品は、パフォーマンスから写真まで、「人が都市や公共空間の中でどのように暮らし、馴染んでいくのか」ということに焦点を当てたものになっています。
今回の展示作品においてヨリヤスは、自身が住んでいるカサブランカやアフリカの日常生活を撮影し、その地での様々な社会的変化について提示しています。ありのままの現実を捉えた作品の数々は、彼の直感の力や特に色へのこだわりによって特徴付けられています。
ヨリヤスは、新たな視点を提案するために、自身の振付師としての経験を取り入れています。また、瞬間的に切り取られた光景は、空間や動きを素晴らしく捉えていることを示唆しています。また、数学とチェスに関心があることも手伝い、彼の作品には、様々な構想を含みながらも、バランスが取れた複雑な構成を見てとることができます。
同時開催
「KIF KIF KYOTO」【会場:出町枡形商店街・DELTA/KYOTOGRAPHIE Permanent Space】
ヨリヤス(ヤシン・アラウイ・イスマイリ)
モロッコ出身。世界30か国以上を転戦するプロのブレイクダンサーとして活躍するも、2013年に怪我のためダンサーとしてのキャリアを断念。その後自己表現の手段を写真に移し、2015年より写真家として活動を開始。振付師としての仕事と併せて写真作品を発表している。
これまでに、アフリカ写真賞(CAP)(2018年)、アラブ世界研究所の若手現代創作賞(2019年)、マルケ・マラケシュのコンテンポラリー・ダンス・フェスティバルのタクリフ賞(2023年)など、数多くの賞を受賞。エルメス財団(パリ)、836m Gallery(サンフランシスコ)、写真研究所(リール)など、国際的な機関での展示やパフォーマンスを多く開催している。
近年ではモロッコ国立写真美術館の開館記念展覧会「Sourtna」(2020年)をキュレーションし、ワシントンの世界銀行(2022年)にも巡回した。
展覧会概要
期間 | 2024/04/13(土) 〜 2024/05/12(日) |
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会場・開催場所 | ASPHODEL |
時間 | 11:00~19:00(入場は18:30まで) |
休館日 | 4/17(水)、4/24(水)、5/1(水)、5/8(水) |
料金 | 【単館チケット】 大人:800円 学生:600円(要学生証) ※中学生以下・障害者手帳をご提示のご本人様と同伴者1名は無料 ※パスポートでの入場は会期中1回のみ有効(エクスプレス・パス利用者を除く) |
注意事項等 |
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info@kyotographie.jp | |
ホームページ | https://www.kyotographie.jp/programs/2024/yoriyas-yassine-alaoui-ismaili-1/ |
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