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【KYOTOGRAPHIE2023】マベル・ポブレット「WHERE OCEANS MEET」presented by SHANEL NEXUS HALL
KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭2023 のメインプログラム。キューバ出身のアーティスト、マベル・ポブレットの個展です。
マベル・ポブレットは、写真、ミクストメディア、ビデオアート、キネティックアート、パフォーマンスアートといったさまざまな手法で多彩な制作活動を行い、キューバの現代アートシーンで活躍する若手アーティストの一人です。
本展では、マベル・ポブレットが心に抱き続けてきた大切なテーマである“水”、そして“海”を、写真、映像、インスタレーションなど多彩な表現を通して感じることのできる展覧会です。
"水"は、キューバと日本の共通点である"海"と共存する島国ならではの文化的独自性を示しています。
海との独特な結びつきから、ポブレットの作品の中心には“水”があります。過去から現在に至るまで、彼女が手掛けたシリーズのほとんどは“水”を題材にしています。海はいくつもの表情、さまざまな側面、異なる意味を持ち、多くのメッセージを伝える力があります。
ポブレットのように島に生きるアーティストにとって、海とは自分を他の世界から切り離すものであると同時に、他の世界の岸辺と繋ぐものでもあります。海とは境界線であり橋であり、友であり宿敵であり、まさに人生を形作る要素のひとつなのです。
マベル・ポブレットはアーティストとして、鑑賞者を旅に連れ出し、まったく新しい展望へと心を開かせるだけでなく、彼女のアートに欠かせない一部として取り込んでいます。「WHERE OCEANS MEET」展は、私たちが人類という共通の海に浮かぶ小島のような存在であることを思い出させてくれる場所なのです。
※本展は、2023年3月にシャネル・ネクサス・ホール(東京)で開催した展覧会の巡回展です。
マベル・ポブレット
1986年キューバ・シエンフエゴス生まれ。
マベル・ポブレットは写真、ミクストメディア、ビデオアート、キネティックアート、といったさまざまな手法で多彩な制作活動を行い、キューバの現代アートシーンで活躍する若手アーティストの一人である。フィデル・カストロ政権下のキューバで育った若い女性としてのアイデンティティや、より一般的には世界との関係といった、彼女の人生経験と直接的に関係した作品を提示。キューバ社会と今日の世界を語ることで、観る者に疑問を投げかけている。37歳にしてすでに世界の主要な芸術祭に参加、各国で開催した個展は20以上を数え、また150以上のグループ展に出品してきた。2017年、第52回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展で展示した《SCALESOF VALUES》(〈Homeland〉シリーズより)にて注目を集める。
展覧会概要
期間 | 2023/04/15(土) 〜 2023/05/14(日) |
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会場・開催場所 |
京都文化博物館
別館ホール |
時間 | 10:00~19:00(入館は18:30まで) |
休館日 | 4/17(月)、4/24(月)、5/8(月) |
料金 | 【単館チケット】 大人:1,200円 学生:1,000円(要学生証提示) ※中学生以下・障害者手帳をご提示のご本人様と同伴者1名は無料 ※パスポートでの入場は会期中1回のみ有効(エクスプレス・パス利用者を除く) |
注意事項等 |
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info@kyotographie.jp | |
ホームページ | https://www.kyotographie.jp/programs/2023/mabel-poblet/ |
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