Exhibitions展覧会

主にプリント・メイキング（版画）を中心に活動するGHHと意気投合した田中は、2022年11月、GHHをはじめとする3つのアート・コレクティブが共同運営する複合型コレクティブ「Gudskul」において、釣った魚の姿を墨や絵具で紙に写し取る「魚拓」の技法を紹介するワークショップ『Gyotaku』を行いました。
そして翌12月、今度はGHHのメンバーらがジャカルタの海辺において、魚拓の技法から発想・展開したワークショップ『Re:Gyotaku』を地域住民らと共に行いました。

この展覧会では、田中とGHHの出会いと「魚拓」から始まる一連のワークショップでの成果物を展示します。あわせて、GHHのメンバーによる版画作品、そしてインドネシアのアート・コレクティブの活動の様子を紹介します。

日本と同じく海に囲まれた国・インドネシアで生まれたアートを、この機会にご高覧ください。

田中奈津子

1981年福岡県北九州市生まれ。2007年京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻修了。2020年よりインドネシア・ジャカルタ在住。

主な展覧会

2011 個展「デコレーション」（アートスペース虹 / 京都）※以後4回個展開催Awards
2013 「悦ばしき知覚」関口敦仁、山部泰司、松井沙都子、田中奈津子（galerie16／京都）
2016 「SPECTRA」鷹木朗、田中奈津子（ギャラリー恵風／京都）
2017 個展「きょうの壺 プレミアム」（Gallery PARC／京都）
2018 「壺の中のダイアローグ－陶と絵のあいだで－」石黒紀子、田中奈津子（ギャラリー恵風／京都）
2019 個展「into Being」（d3 Gallery／北九州）
　　　個展「Being series」（ギャラリー白kuro／大阪）
　　　「ポートレートモード」黒宮菜菜、田中奈津子（2kw GALLERY／滋賀）
2020 個展「ANDROGYNOS」（Gallery PARC／京都）
　　　VOCA展2020「現代美術の展望－新しい平面の作家たち－」（上野の森美術館／東京）
2022 個展「隔離された絵画－Lukisan Yang Dikarantina」（galerie16／京都）（Operation Table／福岡）

■ 作家Webサイト：https://natsunique.tumblr.com/

GHH（Grafis Huru Hara）

2012年ジャカルタで結成された、グラフィック・アーティストたちによるアート・コレクティブ。制作・展示活動の他、版画教室など版画に関する様々な出版プロジェクトを展開している。

https://gudskul.art/en/grafis-huru-hara_/