Exhibitions展覧会
嵯峨嵐山かちょうえん
2024年夏、嵯峨嵐山文華館が「かちょうえん(花鳥園)」に変身?!共に日本の美意識を大切にする「美術館」と「花鳥園」の融合を目指した展覧会です。
花鳥園といえば、まるで自然の中のような屋内で、放たれた鳥と自由に触れ合うことができる場所として知られています。幅広い世代の方々に親しまれている花鳥園ですが、実は「花鳥風月」など、日本の伝統的な価値観を意識して作られていることをご存知でしょうか。
「花鳥風月」とは美しい自然の風景や風流なことを意味する言葉です。その「美」に対する思いを踏まえて、開園したのが「花鳥園」でした。一方、画家たちも古くから美しいものを絵画として表現しようと試み、花や鳥を主な題材とする「花鳥画」を描いてきました。
本展では、江戸時代から明治時代にかけて活躍した画家たちが描く、様々な鳥や美しい植物をご紹介いたします。鳳凰などの絵画でしか見ることができない想像上の鳥も必見です。絵画を見ながら鳥の鳴き声、生態、花の意味など、子どもから大人まで楽しく学ぶことの出来る、夏休みにぴったりの企画展です。
※本展では、一部の作品解説のキャプション中に、描かれた鳥の生態を紹介するパネルも設置。パネル内のQRコードから、その鳥の鳴き声も聞くことができます。ぜひチェックしながらご鑑賞ください。
第1章「水辺を好む鳥たち」
日本には数多くの川が流れています。嵯峨嵐山文華館の前にも大堰川が流れており、春には桜、秋には 紅葉と季節ごとに様々な景色を見せる渡月橋を背景に多くの鳥たちを観察することができます。
第1章ではこのような水辺に生息する鳥たちや植物を中心にご紹介します。川辺に棲むマガモ、コサギをはじめ、嵐山の風物詩となっているウ(川鵜)、夏にしか見ることのできないカモのヒナ、山間地の小川で見られるキセキレイなど、多種多様な鳥たちの絵を展示します。
第2章「小禽、猛禽、瑞鳥まで!?」
第2章では四季折々に咲く花の絵と共に、キンケイやオウムといった外来種から、ハト、スズメ、シジュウカラなど市街地でも目にすることができる留鳥、タカやワシなどの鋭い目つきが印象的な猛禽類などをご紹介します。
また、畳ギャラリーでは、絵画などでしか見ることができない想像上の鳥・鳳凰も展示します。明治から昭和にかけて活躍した四条派・望月玉渓の作品である《鳳凰図屏風》では、吉兆の知らせと言われる鳳凰の尾に、ハートの形をした日本の伝統模様である猪目が左隻と右隻に色違いで描かれています。華やかな花鳥画の数々を、120畳の空間でゆっくりと堪能してください。
展覧会概要
期間 | 2024/07/13(土) 〜 2024/10/01(火) |
---|---|
会場・開催場所 |
嵯峨嵐山文華館
|
時間 | 10:00~17:00(入館は16:30まで) |
休館日 | 8/27(火)、9/10(火)、9/26(木) |
料金 | 一般・大学生:1,000円(900円) 高校生:600円(500円) 小・中学生:400円(350円) 障がい者と介添人1名まで:各600円(500円) ※幼児無料 ※()内は20名以上の団体料金 【8月は小学生無料】 8/1~8/31の期間は、小学生の方は無料で入館・観覧いただけます。 【福田美術館との両館共通券】 一般・大学生:2,300円 高校生:1,300円 小・中学生:750円 障がい者と介添人1名まで:各1,300円 |
注意事項等 |
|
お問い合わせ | TEL:075-882-1111075-882-1111 |
ホームページ | https://www.samac.jp/ |
関連アートイベント
該当するアートイベントはございません。