Exhibitions展覧会
吉田多麻希「土を継ぐーEchoes from the Soil」【KYOTOGRAPHIE2025】
人間と自然との関係にフォーカスし、視点の転換を促す作品を手掛けている写真家・吉田多麻希(「吉」本来の表記は土+口)の個展です。「Ruinart Japan Award 2024」受賞により招聘を受けた、フランスでのアーティスト・イン・レジデンスのプログラムでの体験に取材した新作を展示します。
「Ruinart Japan Award」は、フランスに本社を置く世界最古のシャンパーニュ・メゾン「ルイナール」が2021年よりKYOTOGRAPHIE内に設置した、ポートフォリオレビュー参加者を対象としたアワードです。
その2024年度受賞者である吉田は、同年秋にフランス・シャンパーニュ地方にあるルイナールのメゾンを訪問。そこでの体験から、吉田はシャンパーニュ作りにおける「土壌」の重要性に着目し、「土」を基点に人間と自然の関係性を問い直す作品を制作。写真とインスタレーションの形式で発表します。
※本展は「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2025」のメインプログラムです。
吉田多麻希
2019年キヤノン写真新世紀優秀賞受賞。2021年《NEGATIVE ECOLOGY》でKG+SELECT AWARDグランプリ受賞(翌2022年KYOTOGRAPHIEのオフィシャルプログラムとして展示)。
コマーシャルフォトグラファーとして多くの企業で活躍する傍ら、常々感じていた自然と人との関係の不平等さを見つめ直すべく、2018年よりプロジェクトをスタート。どこか他人事になりがちな大きな問題からではなく、より身近な視点から人と自然や生き物の関係を問いかけている。
現在は、生活排水による環境問題や、近年頻発している人と野生動物の事故などをテーマにしたプロジェクトに取り組む。これらのプロジェクトにおいて吉田は、生き物の悲劇的な側面に焦点を当てるのではなく、人間の思考方法や無意識の行動に固執することに疑問を投げかけ、人と生き物の新たなバランスを模索することを目指している。
会場・アクセス
TIME’S
〒604-8004 京都府京都市中京区三条通河原町東入中島町92
【京阪】「三条」駅、【地下鉄】東西線「三条京阪」駅下車、徒歩約5分
展覧会概要
期間 | 2025/04/12(土) 〜 2025/05/11(日) |
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会場・開催場所 | TIME’S |
時間 | 11:00~19:00(入場は18:30まで) |
休館日 | 会期中無休 |
料金 | 無料 |
注意事項等 | 状況により、やむを得ず予定が変更となる場合がございます。ご来場前にKYOTOGRAPHIE公式サイトやSNS、会場施設のホームページ等で、最新の情報をご確認ください。 |
お問い合わせ | TEL:075-708-7108075-708-7108 |
info@kyotographie.jp | |
ホームページ | https://www.kyotographie.jp/programs/2025/tamaki-yoshida/ |
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