Exhibitions展覧会
特別展 跳躍するつくり手たち:人と自然の未来を見つめるアート、デザイン、テクノロジー
地球環境への意識の高まりやテクノロジーの進化など、人間社会のあり方が大きく変化する現代は、新たな視点が求められる時代だからこそ、人間こそがなしうることの重要性が改めて問い直されています。本展では、人間や地球の歴史を意識しながら、柔軟な発想でめざましい活動を展開する日本のアート、デザイン分野の気鋭の20作家(個人・チーム)を取り上げます。
企画・監修者には、デザインを軸としてリサーチと思索を重ねてきた川上典李子(武蔵野美術大学客員教授)を迎え、1970年代、1980年代生まれを中心とした参加作家による新作や初公開作品を多数紹介します。
選出作家はアートやデザイン、ファッション、建築、映像など一つの枠に収まりません。展示作品も個人からコレクティブ、異分野のメンバーとのプロジェクトまで、多岐にわたる制作過程から生まれたものです。作品の数々からは、日本のものづくりが示す先見的な「サバイバルと創造」のヒントが見えてくるはずです。
また、歴史と伝統を継承しつつ、京都を拠点に革新的な活動を展開するチーム「GO ON」を取り上げます。京都の伝統産業を担う6社(細尾、公長齋小菅、中川木⼯芸、開化堂、金網つじ、朝日焼)の代表で構成される彼らのテーマは「日常で使われる『もの』の命を100年先に繋ぐために今何をすべきか」。その取り組みをご紹介します。
その他にも、綿密なリサーチを重ねて課題解決を図ることで世界の注目を集めるデザイナーの最新活動の紹介。A-POC ABLE ISSEI MIYAKEのチームによる京都の伝統技術を取り入れた最新コレクションの披露や、TAKT PROJECTのリサーチに基づく本展のためのインスタレーション、ニューヨークで活動する田村奈穂による日本初公開のインスタレーションも展開します。
また、展示デザインには「現代における日本文化」をコンセプトに活動する建築家・美術家の佐野文彦、空間演出はテクニカルディレクターとして国際的に活躍する遠藤豊、グラフィックは野間真吾が担当。今後の飛躍が期待されるクリエイターのタッグにも注目です。
過去と未来、自然と人工、情報環境と実社会といったさまざまな関係性を軽やかにつないで再解釈する彼らの作品や活動から、世界が直面する激動の時代に求められる「創造へ向かう跳躍するエネルギー」が鮮やかに浮かび上がることでしょう。 ぜひご高覧ください。
展覧会概要
期間 | 2023/03/09(木) 〜 2023/06/04(日) |
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会場・開催場所 |
京都市京セラ美術館
新館 東山キューブ |
時間 | 10:00~18:00(入場は17:30まで) |
料金 | 一般:1,800円(1,600円) 大学・専門学校生:1,500円(1,300円) 高校・中学生:1,100円(900円) 小学生:600円(400円) 未就学児無料 ※()内は20名以上の団体料金 ※京都市内に在住・通学の小中学生は無料 ※障碍者手帳等をご提示の方は本人・介護者1名まで無料 |
注意事項等 |
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お問い合わせ |
TEL:075-771-4334075-771-4334
FAX:075-761-0444 |
ホームページ | https://kyotocity-kyocera.museum/exhibition/20230309-20230604 |
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