Exhibitions展覧会
特別展「コスチュームジュエリー 美の変革者たち シャネル、ディオール、スキャパレッリ 小瀧千佐子コレクションより」
20世紀初頭に誕生し、ガラスや模造パールなど貴金属ではない素材を使って作られたジュエリー「コスチュームジュエリー」にスポットを当てた、日本初となる展覧会です。
ネックレスやブローチ、イヤリングといった宝飾品は、かつて高価な宝石や貴金属で作られ、権力や富の象徴として、特別に高い階級の男性が自身を飾り、妻や娘に身につけさせるものでした。
そんな宝飾品の世界を変えるきっかけとなったのが、20世紀初頭に活躍したフランスのファッションデザイナー、ポール・ポワレ。女性をコルセットから解放したことで知られ、女性ファッションの近代化のパイオニアともいわれる彼は、自身の発表した全く新しいデザインのドレスを際立たせるため、高価な素材を用いないデザイン性を重視した新しいジュエリーを女性の服飾に取り入れました。
その後1920年代には、ココ・シャネルが模造パールやガラス素材のジュエリーデザインを手掛け、それらは社会進出を果たした女性たちから絶大な支持を得ます。これらのジュエリーはやがて「コスチュームジュエリー」という名前を得て、ジュエリーに関してアメリカで爆発的発展を遂げます。ついには大統領の就任式でファーストレディーの胸元を飾るほどにその地位を高めました。
本展では、コスチュームジュエリーの研究家・コレクターでもある小瀧千佐子氏の貴重なコレクションから、選りすぐった全450点の作品を展示。コスチュームジュエリーの始まりからヨーロッパへの展開、アメリカでの発達と大衆化へ、社会とともにコスチュームジュエリーがたどった軌跡をご紹介します。また、神戸ファッション美術館所蔵のシャネルやディオール、スキャパレッリのドレスと小瀧氏がコーディネートしたジュエリーを組み合わせたコラボレーション展示も行います。
素材を選ばないことで生まれた自由なデザイン、個性的で斬新な様式美により、女性たちに強い自信と勇気、輝きを添えてきたコスチュームジュエリー。その歴史と魅力を、この機会にぜひご高覧ください。
展覧会概要
期間 | 2024/02/17(土) 〜 2024/04/14(日) |
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会場・開催場所 |
京都文化博物館
3・4階展示室 |
時間 | 10:00~18:00(金曜日は19:30まで) ※入場は各日閉室30分前まで |
休館日 | 月曜日 |
料金 | 一般:1,600円(1,400円) 大高生:1,100円(900円) 中小生:500円(300円) ※()内は前売および20名以上の団体料金 ※未就学児無料(要保護者同伴) ※障がい者手帳などをご提示の方と付添者1名までは無料 ※学生料金で入場の際は学生証をご提示ください ※上記料金で2階総合展示・3階フィルムシアターも併せてご覧いただけます(フィルムシアターは催事により別途料金が必要な場合があります) ※その他企画チケットがございます。詳細は展覧会の公式サイトをご確認ください。 |
注意事項等 | 状況により、やむを得ず予定が変更となる場合がございます。最新情報は展覧会の公式サイト、及びInstagramアカウントをご確認ください。 |
お問い合わせ | TEL:075-222-0888075-222-0888 |
ホームページ | https://www.bunpaku.or.jp/exhi_special_post/20240217-0414/ |