Exhibitions展覧会
受贈記念:没後10年 舩木倭帆展
日本のガラス工芸を牽引した作家・舩木倭帆(ふなき・しずほ)。2023年はその没後10年の節目となることを踏まえ、アサヒグループ大山崎山荘美術館が所蔵する舩木作品の数々を紹介する展覧会を開催します。
このコレクションは、2021年に舩木作品を収集していた森田昭一郎氏(岡山県・森田酒造株式会社 代表取締役)よりアサヒビール大山崎山荘美術館(現・アサヒグループ大山崎山荘美術館)が寄贈を受けたもので、本展はその受贈を記念して開催するものです。
舩木倭帆は、1935年に島根県松江市に生まれました。実家は地元名産の陶芸・布志名焼の窯元で、柳宗悦をはじめ濱田庄司や河井寛次郎など民藝運動を代表するメンバーが訪れ、バーナード・リーチも約1ヶ月滞在制作を行っています。
舩木は島根大学の在学中にガラス工芸を志すようになり、大学卒業後は大阪の清水硝子製造所を経て、東京の各務クリスタル製作所に勤務します。その傍ら、同僚だった伊藤孚(いとう・まこと)氏と共に自由なガラス作品の創作を目指して共同窯を築きました。その後北九州で活動の後、1987年に広島に自身の工房「グラスヒュッテ」を設立、精力的に制作を行いました。
舩木が生涯手掛けたのは、花瓶や皿、鉢、グラス、茶碗など、暮らしの中で活躍するうつわでした。デザインから仕上げまで一貫制作の手仕事によって生み出されたうつわはいずれも、ガラスという素材でありながらやわらかなぬくもりと用にかなう堅牢さを併せ持ちます。
現在もなお私たちを魅了し続ける舩木倭帆の作品を、この機会にご高覧ください。
展覧会概要
期間 | 2023/07/15(土) 〜 2023/12/03(日) |
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会場・開催場所 |
アサヒグループ大山崎山荘美術館
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時間 | 10:00~17:00(入館は16:30まで) |
休館日 | 月曜日(ただし、祝日の場合[7/17、9/18、10/9]、及び11/20、11/27は開館) 祝日の翌火曜日 |
料金 | 一般:1,100円(1,000円) 高大生:500円(400円) 中学生以下無料 障害者手帳をお持ちの方:300円 ※()内は20名以上の団体料金 |
注意事項等 |
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お問い合わせ |
TEL:075-957-3123075-957-3123
※総合案内 |
ホームページ | https://www.asahigroup-oyamazaki.com |
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