Exhibitions展覧会
帝室技芸員の印籠
清水三年坂美術館のコレクションのうち、「印籠」に注目した展覧会です。
印籠は、帯に下げて携帯できる小型の容器のことをいい、主に江戸時代に薬入れとして用いられて いました。やがて装身具としての役割を得て、蒔絵や螺鈿などで多彩な装飾が施されるようになると、美術品としても愛玩されるようになります。明治になると特に海外の愛好家を魅了し、おびただしい数の印籠が海を渡っていきました。
開国間もない日本にとって印籠などの美術工芸品は、文化レベルの高さや国力を世界に示す重要な 産業でした。こうした優れた工芸技術を皇室の保護のもと、継承・発展させるために設けられたのが 帝室技芸員制度です。後に帝室技芸員に選ばれる加納夏雄や柴田是真といった金工や蒔絵師らもまた、輸出品や万国博覧会への出品作を数多く手掛けました。
本展では海外からの里帰り品を含め、加納夏雄、柴田是真、池田泰真、白山松哉、川ノ邊一朝ら帝室技芸員の作品を中心に、清水三年坂美術館所蔵の印籠の名品を展示します。この機会にぜひご高覧ください。
展覧会概要
期間 | 2022/12/17(土) 〜 2023/03/12(日) |
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会場・開催場所 |
清水三年坂美術館
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時間 | 10:00~17:00(入館は16:30まで) |
休館日 | 月・火曜日(祝日の場合は開館)、年末年始(12/26~1/3) |
料金 | 一般:800円 大学・高校・中学生:500円 小学生:300円 ※障害者手帳をお持ちの方と付添者1名は半額 |
注意事項等 |
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お問い合わせ |
TEL:075-532-4270 075-532-4270
FAX:075-532-4271 |
ホームページ | https://sannenzaka-museum.co.jp |
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