Exhibitions展覧会

《秀次公縁起(部分)》京都・瑞泉寺
《秀次公縁起(部分)》京都・瑞泉寺
《一の臺 辞世和歌》京都・瑞泉寺
《一の臺 辞世和歌》京都・瑞泉寺

豊臣秀次公430回忌 特集展示「豊臣秀次と瑞泉寺」

2024年は、天下人・豊臣秀吉の甥で「秀次切腹事件」で悲劇的な最期を遂げた、豊臣秀次(1568-1595)の430回忌にあたります。これを機に開催する本展では、秀次とその一族、そしてその最期にまつわる作品を一堂に展示します。

豊臣秀吉の姉の子として生まれた秀次は、秀吉の後継者として華々しい出世を遂げ、関白の位まで上り詰めました。しかし、秀吉に待望の実子が誕生すると次第に両者の関係は疎遠になり、ついには謀反の疑いをかけられ、秀次は高野山で自刃して果てることとなりました。
その災禍は秀次の妻子らにも及び、乳母や侍女も含め39名が三条河原で公開処刑されたと伝えられます。
跡地には秀次の首を納めた石櫃を頂上に置く塚が築かれ、心無い人はこれを「畜生塚」と蔑称しました。

事件から十数年後の慶長16年(1611)、高瀬川を開削していた角倉了以が、鴨川の氾濫によって荒廃していたこの塚を見つけて再整備し、秀次一族の菩提を弔うため、塚があった三条大橋のたもとに慈舟山瑞泉寺を建てました。その縁から、瑞泉寺には秀次一族にかかわる品々が数多く寄進され、今に伝えられています。

本展では、秀次の事件の経緯を色鮮やかに描いた《秀次公縁起》をはじめ、秀次と刑死した妻妾らを描く3幅の集団肖像画、処刑を前に妻妾たちが詠んだ辞世の和歌を記す20幅の掛軸などを展示します。これまでまとまった形で紹介されてこなかった、秀次とその一族を偲ぶ品々を、ぜひご覧ください。

展覧会概要

期間 2024/06/18(火) 〜 2024/08/04(日)
会場・開催場所 京都国立博物館
平成知新館 1F-2~4展示室
時間 9:30~17:00(金曜日は20:00まで)
※入館は各日閉館30分
休館日 月曜日(ただし、7/15は祝日のため開館)、7/16(火)
料金 一般:700円
大学生:350円
※高校生以下・満18歳未満・満70歳以上の方は無料
※障害者の方とその介護者1名は無料(障害者手帳等をご提示ください)
※キャンパスメンバーズ(含教職員)は無料(学生証・教職員証をご提示ください)
※上記料金で当日の平成知新館の全展示をご覧いただけます。
注意事項等 状況により、やむを得ず予定が変更となる場合がございます。最新情報は京都国立博物館のホームページをご確認ください。
お問い合わせ TEL:075-525-2473075-525-2473
※テレホンサービス
ホームページ https://www.kyohaku.go.jp/

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