Exhibitions展覧会
特別展 池大雅 天衣無縫の旅の画家
江戸時代中期の京都で活躍した「南画の大成者」の一人・池大雅。その85年ぶりとなる大回顧展です。初期から晩年にいたる代表作のほか、人となりや交友関係を伝える資料を展示。人柄を象徴するかのような、清新で衒いのない明るさに満ちた作品世界の魅力、そして主要テーマである「旅の画家」としての側面にも迫ります。
【作品画像】
(1)「風雨起龍図」池大雅筆(通期展示)
(2)「三岳紀行図屏風(部分)」池大雅筆 京都国立博物館(通期展示)
(3)国宝「楼閣山水図屏風」池大雅筆 東京国立博物館(5月2~20日展示)
(4)重要文化財「蘭亭曲水・龍山勝会図屏風」池大雅筆 静岡県立美術館(通期展示)
円山応挙や伊藤若冲など、個性派画家がしのぎを削った江戸時代中期の京都画壇。その活況のなかで、与謝蕪村とともに「南画の大成者」と並び称されるのが池大雅(1723~76)です。彼は、当時の日本ではまだ十分には浸透していなかった中国絵画の新様式をもとに独自の画風を確立し、一世を風靡しました。
その作品は、寡欲で恬淡、きわめて謙虚だったと伝えられる人柄を象徴するかのような、清新で衒いのない明るさに満ちています。
天性の才ともいえる柔軟で芯の通った線描、みずみずしい色彩感覚、おおらかで雄大な空間表現…池大雅は江戸時代を彩る数多の画家の中でも最も魅力的、かつ最も重要な画家の一人といえます。しかし、大規模な展覧会は国内では長く開催されておらず、近年ではむしろ海外で注目を集めています。
日本国内で開催される池大雅の大回顧展としては85年ぶりとなるこの展覧会では、大雅の初期から晩年にいたる代表作を一堂に集め、その画業の全体像をご紹介します。あわせて、その人となりや幅広い交友関係を示す資料を通して、当時から愛された人間・大雅の魅力に迫ります。さらに、大雅が日本各地を訪ねた「旅の画家」であることをふまえ、彼の旅が絵画制作に果たした役割についても検証します。
展覧会概要
期間 | 2018/04/07(土) 〜 2018/05/20(日) |
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会場・開催場所 |
京都国立博物館
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時間 | 9:30~18:00(金・土曜日は20:00まで/入館は閉館30分前まで) |
休館日 | 月曜日 ※ただし4月30日(月・休)は開館、翌5月1日(火)は休館 |
料金 | 一般:1,500円(1,300円) 大学生:1,200円(1,000円) 高校生:900円(700円) 中学生以下無料 |
注意事項等 | ※()内は20名以上の団体料金 ※障害者手帳等をご提示の方とその介護者1名は無料 ※大学生・高校生の方は学生証をご提示ください ※キャンパスメンバーズは、学生証または教職員証をご提示いただくと、各種通常料金より500円引きとなります |
お問い合わせ |
TEL:075-525-2473075-525-2473
※テレホンサービス |
ホームページ | http://www.kyohaku.go.jp/ |
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