Exhibitions展覧会

石崎光瑤《白孔雀》(上:左隻、下:右隻)1922年 大阪中之島美術館蔵【展示期間:10/1~11/10】
石崎光瑤《白孔雀》(上:左隻、下:右隻)1922年 大阪中之島美術館蔵【展示期間:10/1~11/10】
石崎光瑤《燦雨》(上:左隻、下:右隻)1919年 南砺市立福光美術館蔵【通期展示】
石崎光瑤《燦雨》(上:左隻、下:右隻)1919年 南砺市立福光美術館蔵【通期展示】
金剛峯寺奥殿〈雪嶺の間〉※襖絵は石崎光瑤《雪嶺》1935年
金剛峯寺奥殿〈雪嶺の間〉※襖絵は石崎光瑤《雪嶺》1935年
石崎光瑤《筧》(右隻)1914年 南砺市立福光美術館蔵【通期展示】
石崎光瑤《筧》(右隻)1914年 南砺市立福光美術館蔵【通期展示】
石崎光瑤《鶏之図(若冲の模写)》1926年 富山市郷土博物館蔵【展示期間:左幅 9/14〜10/14、右幅 10/16〜11/10】
石崎光瑤《鶏之図(若冲の模写)》1926年 富山市郷土博物館蔵【展示期間:左幅 9/14〜10/14、右幅 10/16〜11/10】
石崎光瑤《聚芳》1944年 南砺市立福光美術館蔵【通期展示】
石崎光瑤《聚芳》1944年 南砺市立福光美術館蔵【通期展示】
石崎光瑤撮影「劔岳の絶巓」原板:剣岳初登頂の記念写真(石崎光瑤撮影)/杉本誠収集作品 安曇野市蔵
石崎光瑤撮影「劔岳の絶巓」原板:剣岳初登頂の記念写真(石崎光瑤撮影)/杉本誠収集作品 安曇野市蔵

特別展「生誕140年記念 石崎光瑤」

明治後期から昭和前期にかけて京都を中心に活躍し、伊藤若冲に憧れ鮮やかな色彩で独自性に富んだ華麗な花鳥画を数多く残した日本画家、石崎光瑤(いしざき・こうよう)。その画業の全貌を辿る、関西では初の大規模回顧展です。

1884年、富山県に生まれた石崎光瑤は、画家を志し、当時石川県金沢市に滞在していた江戸琳派の絵師・山本光一に師事します。その後19歳で京都に出て、日本画の大家・竹内栖鳳に入門しました。1916年から翌年にかけてはインドを旅し、帰国後はその成果として熱帯風景の花鳥画である《熱国妍春》(京都国立近代美術館蔵)、《燦雨》(南砺市立福光美術館蔵)を描いて文展・帝展で特選を重ね、注目を集めました。その後もヨーロッパ、再びインドへと世界を旅し、異国の情緒や風景を取材しています。

光瑤は、江戸時代の古画も積極的に学び、自らの制作に活かしていました。なかでも奇想の絵師・伊藤若冲にいち早く関心を持ち、積極的に調査研究を行っていました。1925年には若冲の代表作《仙人掌群鶏図襖》(西福寺・重要文化財)を発見し、雑誌に紹介しています。
また、光瑤は登山家としても活躍しており、民間初の剱岳登頂に成功するなど、日本近代登山史にも大きな足跡を残しています。

2024年が光瑤の生誕140年の節目にあたることを記念して開催する本展では、光瑤の故郷・富山にある南砺市立福光美術館のコレクションを中心に、初期から晩年までの代表作約80点を一挙公開します。《熱国妍春》《燦雨》や、《白孔雀》(大阪中之島美術館)といった花鳥画の数々のほか、光瑤の若冲への愛と尊敬の念を伝える模写作品も紹介。また、光瑤にとって最大規模の大作であり通常は非公開の高野山金剛峯寺奥殿襖絵20面も特別展示。うち8面を占める《雪嶺》は本展が寺外初公開の貴重な機会となります。

石崎光瑤の、色彩豊かな大作の数々が勢ぞろいする絢爛豪華な展覧会。この機会にぜひご高覧ください。

※会期中、展示替となる作品がございます。

ナイトミュージアム実施!

本展では水・金曜日にナイトミュージアム(夜間延長開館)を実施!
通常の夜間開館が入場19:00までのところ、20:00まで入場を受付します(2階総合展示・3階フィルムシアターは19:00まで)
ナイトミュージアムに合わせたスペシャルプログラム(関連イベント)も開催予定です。
また、ナイトミュージアム実施日の17:00以降にご入場の方には、展示をさらに楽しめる解説パンフレットの無料配布を行います(無くなり次第終了)

近隣美術館との相互割引企画

本展と、近隣美術館で開催する展覧会の相互割引を実施します。
対象展覧会の当日券購入時に、各施設の券売所にて本展観覧券(半券可)を提示いただくと、各施設の入場料を割引。また対象展覧会の観覧券(半券可)を京都文化博物館の当日券カウンターで提示いただくと、本展の当日券が100円割引となります。

対象展覧会

※割引率は施設により異なります。
※対象展覧会の会期中、1枚につき1名様1回限り有効

PODCAST

展覧会概要

期間 2024/09/14(土) 〜 2024/11/10(日)
会場・開催場所 京都文化博物館
4・3階 展示室
時間 10:00~18:00(水・金曜日は20:30まで/入場は各日閉室30分前まで)
休館日 月曜日(祝日の場合は開館、翌日休館)
料金 一般:1,800円(1,600円)
大高生:1,200円(1,000円)
中少生:600円(400円)
※未就学児無料(要保護者同伴)
※()内は前売(9/13まで販売)、及び20名以上の団体料金です。
※学生料金で入場の際は学生証をご提示ください。
※障がい者手帳等をご提示の方と付添者1名は無料。
※上記料金で2階総合展示・3階フィルムシアターもご覧いただけます(入場は19:00/閉場19:30まで)ただし、催事により別途料金が必要な場合がございます。
注意事項等
  • 会期中、展示替となる作品がございます。
  • 本展では水・金曜日にナイトミュージアム(夜間延長開館)を実施します。通常の夜間開館が入場19:00までのところ、20:00まで入場を受付します(2階総合展示・3階フィルムシアターは19:00まで)
  • 状況により、やむを得ず予定が変更となる場合がございます。最新情報は京都文化博物館のホームページをご確認ください。
お問い合わせ TEL:075-222-0888075-222-0888
ホームページ https://www.bunpaku.or.jp/

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