Exhibitions展覧会
秋季特別展「北野大茶湯-天正から現代へー」
天正15(1587)年10月1日に豊臣秀吉が京都・北野天満宮で大茶会「北野大茶湯(きたのおおちゃのゆ)」を催しました。今回の展覧会では様々な史料を通じてその実像に迫るとともに、明治から現在までの北野天満宮と茶家との関わりを紹介します。
「北野大茶湯」は、公家も武士も庶民も身分にこだわらず広く参加を呼びかけ、建てられた茶屋は800あるいは1500とも言われます。江戸時代に入っても「北野大茶湯」は語り継がれ、天保14(1843)年には復古やまと絵の画家・浮田一蕙(うきた・いっけい)により《北野大茶湯図》が制作されました。
この絵は北野大茶湯をテーマとする際必ずと言って良いほど取り上げられますが、実際の風景を目にして描かれたわけではありません。では、どのような史料に基づいて絵は制作されたのでしょうか。
展覧会の前半部では、公家や僧侶たちが書いた当時の日記に加え、近年最も信頼性が高い史料とされた『北野大茶湯之記』(北野天満宮所蔵)に基づき、天正の北野大茶湯の実像に迫り、一蕙が何を描こうとしたのかについて考察します。
一方で、北野大茶湯を由来とする北野天満宮での献茶式の存在も無視できません。
北野天満宮では、明治11年から京都の茶家による輪番で、毎年12月1日に献茶式が執り行われ、それに伴い境内で抹茶が振舞われるようになりました。明治19(1886)年と昭和11(1936)年には、北野大茶湯から300年・350年の節目を記念し、盛大に茶会が開かれています。特に昭和11年に行われた「昭和北野大茶湯」は多くの記録が残り、当時の熱狂ぶりを窺い知ることができます。展覧会の後半部では、明治から現在まで100年以上通く献茶式を中心に、北野天満宮と茶家との関わりを辿ります。
※本展は新型コロナウイルス感染症対策のため、時間毎に入館人数の定員を設定し、予約優先制にて開催いたします。ご来館に際しては予め、茶道資料館のホームページ・お電話にてご予約をお願いいたします。→予約ページはこちら
※呈茶については、前日までの事前予約制(一般500円)、平日限定での開催となります。詳細は茶道資料館へお問合せください。
※状況により日程等はやむを得ず変更となる可能性がございます。最新情報については、茶道資料館のホームページ、及びTwitterなどでご確認ください。
※この展覧会は前期・後期制です。一部展示替となる作品がございます。
【前期】10/6(火)~11/3(火・祝)【後期】11/6(金)~12/3(木)
※QRコード【左】茶道資料館HP【中】茶道資料館Twitter【右】展覧会予約ページ
関連イベント
本展と同時期に、北野天満宮では宝物殿ともみじ苑の特別公開が行われます。こちらも併せて足をお運びください。
京都非公開文化財特別公開(宝物殿)
日時:2020/10/9(金)~18(日)9:00~16:00
料金:大人1,000円、中高生:500円
太閤秀吉が築いた史跡御土居のもみじ苑
日時:2020/11/1(日)~12/6(日)9:00~16:00
※夜間開苑・ライトアップ期間(11/4(土)~)9:00~20:00
料金:大人1,000円、子ども500円(茶菓子付き)
【会場・お問合せ】
北野天満宮(TEL:075-461-0005)
https://kitanotenmangu.or.jp/
※状況により予定が変更となる場合がございます。最新情報はホームページ・Twitterにてご確認ください。
展覧会概要
期間 | 2020/10/06(火) 〜 2020/12/03(木) |
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会場・開催場所 |
茶道資料館(ちゃどうしりょうかん)
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時間 | 9:30~16:30(入館は16:00まで/予約優先制) |
休館日 | 月曜日(ただし11/23・30は開館)、11/4(水)・5(木)、/24(火) |
料金 | 一般:1,000円 大学生:600円 中高生:350円 ※小学生以下・茶道資料館メンバーシップ校の方は無料 |
注意事項等 | ※本展は新型コロナウイルス感染症対策のため、時間毎に入館人数の定員を設定し、予約優先制にて開催いたします。ご来館に際しては予め、茶道資料館のホームページ・お電話にてご予約をお願いいたします。→予約ページはこちら
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お問い合わせ |
TEL:075-431-6474075-431-6474
FAX:075-431-3060 |
gallery@urasenke.or.jp | |
ホームページ | http://www.urasenke.or.jp/textc.gallery/tenji,index.html |
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