Exhibitions展覧会

画像:
【1】「日満高工 アルバム」1941年(昭16)より「がらすのいたずら」(立命館百年史編纂室 所蔵)※チラシ掲載画像
【2】展示風景

国際平和ミュージアム「メディア資料室」では、立命館大学の学生ミュージアムスタッフが寄贈された資料を整理・調査する活動を行っています。その過程で学生たちは、教科書などでは知ることのできない資料と出会い、日々考えを深めています。
今回の展覧会では、そんな学生ミュージアムスタッフ有志が中心となり、戦前戦中の京都の学生生活に焦点をあて、同じく京都に学んだ当時の学生たちの青春時代を映し出す資料を展示します。

一五年戦争(1931年の満州事変から1945年ポツダム宣言受諾による太平洋戦争終結までの期間)に突入する頃から文化や思想の統制は厳しくなりましたが、学生たちはしばらくは兵役を免除され、独特の学生文化を育みながらそれぞれの青春、学生生活を送っていました。しかし、戦争は熾烈さを増し、1943(昭和18)年に学生たちの徴兵猶予は停止となり、若い彼らも兵士として戦場に駆り出されることになります。
展覧会では、学生たちのきらきらとした生活風景を紹介し、あわせて戦況がひっ迫するなかで葛藤し苦悩する姿にせまります。
京都に学んだ若者たちの声に耳をかたむけてみませんか?

※好評につき、4月7日(日)まで会期延長となりました。