Exhibitions展覧会

「MOTTAINAI」（もったいない）という言葉は、古来日本では日常生活の中で普通に用いられてきました。
もともとは｢物体（もったい）無し｣という仏教用語で、モノの本来あるべき姿や本質が失われてしまうことを惜しみ嘆く、という意味です。

この言葉を世界に紹介したのは、環境分野で初のノーベル平和賞を受賞したケニア人女性、ワンガリ・マータイ（Wangari Muta Maathai）さんです。
2005年に京都議定書の関連行事で来日した際、彼女はこの言葉に出会いました。
彼女は日本人の持っている世界観に感動し、『世界語』として 世界の様々な場面で紹介。たちまち「MOTTAINAI」は環境運動のシンボル的な言葉になりました。

このイベントでは、その「MOTTAINAI」の精神にのっとり、空き缶やペットボトルあるいは机の引出しの中で使われなくなった事務用品などに少し手を加えてクリスマスツリーを制作します。
ツリーに飾られたオーナメ ント（約1000点）は会場内で販売。売上金は環境保護活動に寄付される予定です。
私たちが日常生活の中で知らず知らず捨て去ってきたもの。これを「MOTTAINAI」の精神を通して、見つめなおします。

主催：チーム KASD京都建築大学校
リーダー：川北ゼミ 島田悠平