Exhibitions展覧会
極楽への誘い ―練り供養をめぐる美術―
人があの世に行く時は、極楽浄土から阿弥陀様がお迎えに来る、という考え方は、平安時代から広まりました。この様子を実演で表現した行事が「迎講」「練り供養」です。展覧会では、行事の道具や関係する仏像・仏画などの美術品を通し、行事がどのように阿弥陀来迎の様子を表現したかを探ります。
【作品画像】
(1) 重要文化財 《阿弥陀二十五菩薩来迎図》 岡山・遍明院 ※展示期間 10/1~10/20
(2) 《菩薩面》 岡山・吉備津神社 ※通期展示
(3) 《阿弥陀三尊来迎図》 滋賀・光明寺 ※展示期間 9/7~9/29
(4) 《阿弥陀如来立像》 滋賀・正福寺 ※通期展示
(5) 《木造 迎講阿弥陀如来立像》(踟供養の様子) 岡山・弘法寺 ※通期展示(ただし、特別実演日(10/12)は除く)
「人がこの世を離れる時、極楽浄土から阿弥陀如来とその一行がお迎えに来て下さる」
この臨終観は、日本で平安時代中期より広く行き渡りました。
阿弥陀如来の来迎を願う強い思いは浄土教美術の源泉となり、その様子を実演によって表現することも行われました。
これが、迎講(むかえこう)、来迎会(らいごうえ)、練り供養(ねりくよう)などと称される行事で、現在も奈良県の當麻寺(たいまでら)や岡山県の弘法寺など各地で行われています。
この行事の背景には、多くの物語や仏像・仏画によって育まれ、表されてきたイメージがあります。
今回の展示では、練り供養で実際に使用された面や道具を紹介するほか、練り供養とも関わる仏像・仏画の優品などを紹介するとともに、練り供養行事がその世界をいかにして表現していったのか、全貌を明らかにします。
展覧会概要
期間 | 2013/09/07(土) 〜 2013/10/20(日) |
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会場・開催場所 |
龍谷ミュージアム
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時間 | 10:00~17:00(最終入館受付は16:30まで) |
休館日 | 9月17日、24日、30日、10月7日、15日 |
料金 | 一般:1,000(800)円 高大生:700(500)円 小中生:300(200)円 |
注意事項等 | ※()内は20人以上の団体料金 ※小学生未満、身体障がい者手帳等の交付を受けている方及びその介護者1人は無料 |
お問い合わせ |
TEL:075-351-2500075-351-2500
FAX:075-351-2577 |
muse@ad.ryukoku.ac.jp | |
ホームページ | http://museum.ryukoku.ac.jp/ |
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