Exhibitions展覧会

《熊野観心十界曼荼羅(部分)》江戸時代
《熊野観心十界曼荼羅(部分)》江戸時代
《法然上人伝法絵断簡「臨終」》鎌倉時代 岡山県立博物館 ※画像提供:岡山県立博物館
《法然上人伝法絵断簡「臨終」》鎌倉時代 岡山県立博物館 ※画像提供:岡山県立博物館
重文《阿弥陀二十五菩薩来迎図》鎌倉時代 遍明院(瀬戸内市) ※画像提供:岡山県立博物館
重文《阿弥陀二十五菩薩来迎図》鎌倉時代 遍明院(瀬戸内市) ※画像提供:岡山県立博物館
重文《地蔵十王図》のうち 室町時代 宝福寺(総社市) ※画像提供:岡山県立博物館
重文《地蔵十王図》のうち 室町時代 宝福寺(総社市) ※画像提供:岡山県立博物館

のぞいてみられぇ!“あの世”の美術―岡山・宗教美術の名宝Ⅲ―

岡山県内に遺された多彩な宗教美術を紹介するシリーズ企画展の第3弾。今回は、岡山県の寺社・個人からお預かりした寄託品の中から、「法然上人」「地獄・極楽」「熊野比丘尼」の3つのキーワードを軸にした3章構成で、岡山県下の浄土教美術をクローズアップします。

浄土宗の宗祖であり、親鸞聖人の生涯の師として仰がれる高僧・法然上人(1133~1212)は、実は美作国久米、現在の岡山県久米郡の出身です。第1章では、法然上人の生涯を描いた絵巻《法然上人伝法絵》(鎌倉時代、岡山県立博物館)を中心に、日本浄土教の礎を築いた法然上人の生涯に迫ります。

また、第2章では、《重文 阿弥陀二十五菩薩来迎図》(鎌倉時代、瀬戸内市・遍明院)や、《重文 地蔵十王図》(室町時代、総社市・宝福寺)など、岡山県に伝わる地獄・極楽をテーマにした絵画の優品をご紹介します。

そして第3章では「熊野比丘尼」を取り上げます。熊野比丘尼とは、江戸時代に諸国を旅して熊野信仰を広めた女性宗教者のこと。岡山・旧邑久郡の下笠加(現在は瀬戸内市)は、江戸時代において彼女たちの拠点のひとつとなりました。本展では、熊野比丘尼の末裔たちが受け継いだ、彼女たちが絵解きに用いた《熊野観心十界曼荼羅》をはじめ、彼女たちの活動を物語る貴重な資料群を展示します。

会期中には講演会の他、実際に曼荼羅を用いての絵解き体験などのイベントも開催します。この機会にご高覧ください。

展覧会概要

期間 2022/07/16(土) 〜 2022/08/21(日)
会場・開催場所 龍谷ミュージアム
3階展示室
時間 10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日 月曜日(祝日の場合は開館、翌平日休館)
料金 一般:900円(700円)
高大学生:500円(300円)
小中生:200円(100円)
※()内は前売および20名以上の団体料金
※上記料金で2階展示室の併設シリーズ展もご覧いただけます
注意事項等
  • 新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、来場の際はマスクの持参・着用、手指の消毒等にご協力をお願いいたします。
  • 状況により、やむを得ず予定が変更となる場合がございます。最新情報は龍谷ミュージアムのホームページをご確認ください。
お問い合わせ TEL:075-351-2500075-351-2500
ホームページ https://museum.ryukoku.ac.jp/exhibition/2022/okayama/

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