Exhibitions展覧会
琳派400年記念「琳派イメージ展」
琳派誕生400年を記念し、京都国立近代美術館では琳派のスタイルを受け継ぐ近現代の作家による展覧会を開催。絵画や工芸のほか、ファッション、グラフィックデザインなど約90点の「琳派」に影響を受けて生み出された作品を紹介し、「琳派」の時代もジャンルも超えた展開とその魅力をご紹介します。
【作品画像】
(1)神坂雪佳図案、神坂祐吉作「鹿図蒔絵手元箪笥」大正末~昭和初期
(2)森口華弘「流水」昭和34年(1959)
(3)神坂雪佳「杜若図屏風」(左隻)大正末~昭和初期
(4)神坂雪佳「杜若図屏風」(右隻)大正末~昭和初期
2015年は、琳派の祖とされる本阿弥光悦が徳川家康から京都の北・鷹峯の地に拝領し、光悦村という芸術村を開いてからちょうど400年の年に当たります。
これを記念し、京都国立近代美術館では琳派に関連した展覧会として「琳派イメージ」展を開催します。
琳派は「派」とついてはいるものの、琳派を生んだ光悦や俵屋宗達の代から琳派の名称の元となった尾形光琳の代までは100年の時間が空いています。尾形家は光悦・送達とは姻戚関係にあり、光琳も宗達の作品からよく学んでいますが、直接宗達に教えを受けたわけではありません。琳派は、流派として受け継がれてきたわけではなく、先人の仕事を慕う作家たちがそれぞれに過去の作品に私淑するという、特殊な受け継がれ方をしてきたのです。
しかし、他の流派が後世まで生き残れなかった一方で、「琳派」は現代に至るまで、さまざまなジャンルで受け継がれています。それは、琳派に時代を超えた新鮮さや自由さ、魅力があったからと言えるでしょう。
今回の展覧会は、そんな琳派の魅力に惹きつけられ、その表現を受け継いだ近代から現代にかけての作家による絵画、工芸、版画、ファッション、グラフィックなど、約90点を展示します。神坂雪佳をはじめ、福田平八郎、加山又造、池田満寿夫といった日本画家から、染織家の森口華弘、グラフィックデザイナーの田中一光、そして今日も現役で活躍している作家まで、幅広い時代・ジャンルに影響を及ぼした「琳派」の広がりをお楽しみください。
展覧会概要
期間 | 2015/10/09(金) 〜 2015/11/23(月) |
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会場・開催場所 |
京都国立近代美術館
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時間 | 9:30~17:00(入館は16:30まで) |
休館日 | 月曜日 ※ただし、10月12日・11月23日は開館、10月13日(火)は休館 |
料金 | 一般:1,300円(1,100円) 大学生:900円(700円) 高校生:500円(300円) 中学生以下:無料 |
注意事項等 | ※()内は前売及び20名以上の団体料金 ※上記料金にてコレクション展もご覧いただけます |
お問い合わせ | TEL:075-761-9900075-761-9900 |
ホームページ | http://www.momak.go.jp |
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