Exhibitions展覧会
親鸞聖人生誕850年特別展「親鸞-生涯と名宝」
2023年は浄土真宗を開いた親鸞聖人(1173~1262)の生誕850年にあたります。これを記念し、本展では浄土真宗各派の寺院から、ゆかりの寺宝や資料の数々を一堂に集めてご紹介します。
親鸞は京都に生まれ、9歳で出家して比叡山に入山。しかし29歳の時に下山し、浄土宗の祖・法然上人の弟子となります。そこで親鸞は全ての人が平等に救われるという阿弥陀仏の本願念仏の教えに出遭いました。
しかし、法然教団は他の仏教宗派との対立の影響で弾圧を受け、師匠や他の弟子たちと共に親鸞も罪人とされてしまいます。親鸞は僧籍を奪われ還俗させられた上、越後に流罪となりました。
数年の後、流罪を解かれた親鸞は関東で長く布教に励んだ後、やがて京都へと戻ります。以後晩年まで主著『顕浄土真実教行証文類』(教行信証)や「和讃」など、多くの著作の執筆と推敲を重ねました。苦難を乗り越えながら思索を深め、仏の救いを求め続けたその90年の生涯は、今も多くの人を魅了して止みません。
本展では、各地の浄土真宗各派の寺院に伝わる寺宝や資料の数々から、国宝11件・重要文化時約75件を含め約180件を、7章構成で展示します。
これはこれまでの親鸞関連の展覧会において過去最大の出陳件数となります。
なかでも、親鸞自身の言葉を今に伝える『教行信証』については、親鸞自筆として知られる坂東本(国宝)と、西本願寺本・高田本(ともに重文)も揃い、初めて3種を同時に展示します。
その他にも、手紙や名号といった親鸞の自筆資料、その生涯を描いた絵巻物、仏像や彫像、影像(肖像画)、障壁画、古筆といった名宝の数々が登場します。
この機会に、親鸞の求道と伝道の生涯、そして人々に仏の救いを届けようと努めたその声に触れてみてください。
※この展覧会は会期中、展示替がございます。
【前期】2023/3/25~4/23【後期】2023/4/25~5/21
(一部作品は上記以外の日程にて展示替となります。各作品の展示期間の詳細は、展覧会公式サイトをご確認ください)
展覧会概要
期間 | 2023/03/25(土) 〜 2023/05/21(日) |
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会場・開催場所 |
京都国立博物館
平成知新館 |
時間 | 9:00~17:30(入館は17:00まで) |
休館日 | 月曜日 |
料金 | 一般:1,800円 大学生:1,200円 高校生:700円 ※中学生以下、及び障害者の方とその介護者1名は無料(証明できるものをご提示ください) ※大学生・高校生の方は学生証をご提示ください。 【京都国立博物館・龍谷ミュージアム 相互割引】 本展「親鸞-生涯と名宝」(2023/3/25~5/21)と同時期に開催される、龍谷ミュージアムの「真宗と聖徳太子」展(2023/4/1~5/28)につきまして、観覧料の相互割引を実施します。 一方の展覧会の当日券購入時、もう一方の展覧会観覧券(半券可)を提示いただくと、料金が100円引となります。 ※他割引併用不可 ※1枚につき1名・1回限り有効 |
注意事項等 |
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お問い合わせ |
TEL:075-525-2473075-525-2473
※テレホンサービス |
ホームページ | https://shinran850.jp |