Exhibitions展覧会

古代カルタゴとローマ展 きらめく地中海文明の至宝

2010/02/11(木) 〜 2010/04/04(日)

京都文化博物館 

約2800年前、アフリカの最北・チュニジア沿岸に建設され、巧みな海上交易で古代地中海の覇権を握ったカルタゴ。後の大帝国・ローマと死闘を繰り広げ、英雄ハンニバルを輩出しながらも一度壊滅しますが、その後ローマの要衛都市として再興しました。展覧会ではカルタゴ独特の文化を今に伝える美術工芸品や優美なモザイク画など、日本初公開作品9割以上を含む160点で、古代地中海の旅へと誘います。

ネックレス(紀元前6世紀/金・紅玉髄・ガラス・ファイアンス・翡翠)
© INP photo:Salah Jabeur

イヤリング(ポエニ時代/金製)
© INP photo:Salah Jabeur

青い海と白亜の街並み、緑豊かな大地に金色のサハラ砂漠...
アフリカ最北に位置するチュニジア共和国は、現在8つの世界遺産を擁し、まさに「地中海の宝石」と呼ぶにふさわしい、風光明媚で魅力あふれる国です。
この地は古代より、豊かな風土と良好な地理的条件のもと、多くの人と文化の往来がありました。

今から約2800年前、海洋民族フェニキア人によって、このチュニジア地中海沿岸の地域に植民都市カルタゴが建設されました。カルタゴは、地中海世界での異文化交流と巧みな海上交易により繁栄をきわめ、大国として長く覇権を握ります。その後勢力を拡大してきた新興国・ローマと対立し、英雄・ハンニバルを輩出するなど死闘を繰り広げますが、最終的には破れ、壊滅します。
しかしカルタゴはここから奇跡的な復活を遂げ、ローマの要衝都市として、再び円熟期を迎えるのです。

カルタゴはそのドラマティックな歴史により、多くの人々の関心を呼び、近年フランス、ドイツ、アメリカなどでも大規模な展覧会が開催されました。

この展覧会では、チュニジア国立博物館群より日本初公開作品9割以上を含む160点余りの出品作品を、1章「地中海の女王カルタゴ」と2章「ローマに生きるカルタゴ」の2つのテーマで構成し、歴史に様々な影響と多くの謎を残したカルタゴのダイナミックな軌跡をたどります。

地中海文明の結晶ともいえる美術工芸品や、カルタゴ人の精神性を物語る墓地からの出土品、またローマ時代に花開いた優美な芸術モザイクなどの多彩な展示品が、古代地中海の旅へと誘います。

展覧会概要

期間 2010/02/11(木) 〜 2010/04/04(日)
会場・開催場所 京都文化博物館
京都府京都文化博物館
時間 10:00~18:00(金曜日は19:30まで/入場は閉室30分前まで)
休館日 休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌日休館)
料金 一般:1300円(前売:1100円)
大学・高校生:900円(750円)
小・中学生:600円(500円)
注意事項等 ※20名以上の団体は当日料金から2割引となります。 【前売券取り扱いプレイガイド】 チケットぴあ(Pコード:688-907) ローソンチケット(Lコード:59627) CNプレイガイド、イープラス、阪神プレイガイド ほか、京阪神主要プレイガイド及びコンビニエンスストアにて販売
お問い合わせ TEL:075-222-0888075-222-0888
FAX:075-222-0889
ホームページ http://www.karutago-roma.jp/

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