Exhibitions展覧会

チャールズ・W・バートレット《ホノルル浪乗り》大正8年(1919)渡邊木版美術画舗蔵
チャールズ・W・バートレット《ホノルル浪乗り》大正8年(1919)渡邊木版美術画舗蔵
小早川清《舞踏》昭和9年(1934)渡邊木版美術画舗蔵
小早川清《舞踏》昭和9年(1934)渡邊木版美術画舗蔵
川瀬巴水《東京十二題 こま形河岸》大正8年(1919)渡邊木版美術画舗蔵
川瀬巴水《東京十二題 こま形河岸》大正8年(1919)渡邊木版美術画舗蔵
エリザベス・キース《蘇州の街 江蘇省》大正13年(1924)渡邊木版美術画舗蔵
エリザベス・キース《蘇州の街 江蘇省》大正13年(1924)渡邊木版美術画舗蔵
名取春仙《新派似顔絵 大河内伝次郎の丹下左膳》昭和9年(1934)渡邊木版美術画舗蔵
名取春仙《新派似顔絵 大河内伝次郎の丹下左膳》昭和9年(1934)渡邊木版美術画舗蔵
高橋弘明(松亭)《白猫》大正15年(1926)渡邊木版美術画舗蔵
高橋弘明(松亭)《白猫》大正15年(1926)渡邊木版美術画舗蔵

THE 新版画  版元・渡邊庄三郎の挑戦

大正から昭和30年代にかけて、「新版画」を牽引した版元・渡邊庄三郎の挑戦の軌跡を、「新版画」の代表的作家・伊東深水や川瀬巴水をはじめとする多彩な作品でたどる展覧会です。

「新版画」は、同時代の画家たちが、江戸時代に確立された浮世絵木版画の伝統的な技法を用いて高い芸術性を意識した新しい木版画を作ろうという取り組みから始まったとされます。これを牽引し世に広めたのが、版元・渡邊版画店(現在の渡邊木版美術画舗)の渡邊庄三郎(1885-1962)です。
庄三郎は、日本画家・鏑木清方の門下生を中心とした新進気鋭の画家たちを絵師に起用し、絵師、彫師、摺師の協業のもと、それまでにない複雑かつ華麗な彩色に手摺りならではの技法を駆使し、木版画による新たな芸術を世に問いました。

本展では、伊東深水らによる美人画、川瀬巴水、笠松紫浪らによる風景画、山村耕花、名取春仙らによる役者絵、小原祥邨、高橋弘明(松亭)による花鳥画などの作品に加え、新版画誕生のきっかけとなった外国人作家の作品をご紹介します。

「新版画」の精神を今なお受け継ぐ渡邊木版美術画舗の全面的な協力のもと、残存数が少ない貴重な初摺の渡邊版をとおして、色あせない新版画の魅力を伝えるとともに、渡邊庄三郎の挑戦の軌跡を示します。

展覧会概要

期間 2023/06/24(土) 〜 2023/07/30(日)
会場・開催場所 美術館「えき」KYOTO
時間 10:00~19:30(入館は19:00まで)
休館日 会期中無休
料金 一般:1,000円(800円)
高・大学生:800円(600円)
小・中学生:600円(400円)
※()内は前売料金です。
※「障害者手帳」をご提示のご本人さまとご同伴者1名さまは()内の料金にて入館いただけます。
注意事項等
  • 発熱がおありの方、体調のすぐれない方は来場をお控えください。
  • 状況により、やむを得ず予定が変更となる場合がございます。最新情報は美術館「えき」KYOTOのホームページをご確認ください。
お問い合わせ TEL:075-352-1111075-352-1111
※ジェイアール京都伊勢丹大代表
ホームページ https://kyoto.wjr-isetan.co.jp/museum/

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