Exhibitions展覧会
2010年庚虎 高麗美術館 新春特別展 朝鮮虎展
朝鮮では虎は古くから人々に馴染み深い動物として、様々な民話や美術工芸品の題材となってきました。一方で日本の人々にとって自国に生息しない虎は早くから興味の対象となり、江戸時代には絵画の画題として多く用いられ、伊藤若冲も朝鮮で描かれたといわれる絵を元に虎の絵を描いています。この展覧会では若冲作と彼が基にした朝鮮の虎図が顔をあわせるほか、中国の虎図も出品。寅年の2010年の始まりに相応しい新春展です。
朝鮮半島の虎は、古来から人々と深く関わり、「鵲虎図(じゃっこず)」や「龍虎図(りゅうこず)」など、虎を題材とする民話や美術工芸品が今日まで数多く伝わっています。
一方、日本の人々にとって、自国内に生息しない虎は早くから興味の対象となり、江戸時代には絵画の画題として多く取り上げられています。伊藤若冲(1716~1800)の描いた鹿苑寺(ろくおんじ・金閣寺)所蔵の「竹虎図」は、同じく京都の正伝寺に伝わる「虎図」をもとに作画されたもので、近年の調査で正伝寺の虎の絵は、朝鮮半島で制作された可能性が高いといわれるようになりました。
この展覧会はその二つの虎図が顔を合わせる貴重な機会となります。
また、「松下虎図」(大阪市文化財協会)などの朝鮮通信使関係資料や中国の虎図も出品。
その他、虎の姿を象った木製人形や京都発祥の老舗和菓子店「虎屋」の蒸籠(せいろ)など工芸品や道具類も併せて展示されます。
丁度干支が寅の年を迎える2010年、絵画や工芸品に表された虎の姿をみつめ、朝鮮と日本の関係を探ります。
※期間中、作品保護のため一部展示替される作品がございます。
展覧会概要
期間 | 2010/01/09(土) 〜 2010/02/14(日) |
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会場・開催場所 |
高麗美術館
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時間 | 10:00~17:00(入館は16:30まで) |
休館日 | 休館:月曜日 ※1/11(月)は開館・翌1/12(火)は休館となります。 |
料金 | 一般:800円(団体:640円) 大学・高校生:600円(480円) 中学生以下無料 |
注意事項等 | ※ 団体は20名以上 ※ 65歳以上の方は一般料金より2割引(年齢を確認できるものをご提示ください) ※ 障害者手帳をお持ちのご本人と付添1名無料となります。 |
お問い合わせ |
TEL:075-491-1192075-491-1192
FAX:075-495-3718 |
ホームページ | http://www.koryomuseum.or.jp/ |
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