Exhibitions展覧会

《伊勢物語図屏風》上:右隻/下:左隻 宗達派 桃山~江戸時代・17世紀
《伊勢物語図屏風》上:右隻/下:左隻 宗達派 桃山~江戸時代・17世紀
《源氏物語図屏風》上:右隻/下:左隻 江戸時代・17世紀
《源氏物語図屏風》上:右隻/下:左隻 江戸時代・17世紀
《平家物語・大原御幸図屏風》桃山時代・16世紀
《平家物語・大原御幸図屏風》桃山時代・16世紀
《竹取物語絵巻》江戸時代・17世紀
《竹取物語絵巻》江戸時代・17世紀
重要文化財《是害房絵巻》南北朝時代・14世紀   
重要文化財《是害房絵巻》南北朝時代・14世紀   
《三十六歌仙書画帖》伊勢  松花堂昭乗 江戸時代・元和2年(1616)
《三十六歌仙書画帖》伊勢 松花堂昭乗 江戸時代・元和2年(1616)
《三十六歌仙書画帖》柿本人麻呂  松花堂昭乗 江戸時代・元和2年(1616)
《三十六歌仙書画帖》柿本人麻呂 松花堂昭乗 江戸時代・元和2年(1616)
《柳橋柴舟図屏風》上:右隻/下:左隻 江戸時代・17世紀
《柳橋柴舟図屏風》上:右隻/下:左隻 江戸時代・17世紀
《扇面散・農村図屏風》(右隻) 江戸時代・17世紀
《扇面散・農村図屏風》(右隻) 江戸時代・17世紀

歌と物語の絵 ― 雅やかなやまと絵の世界

2023/06/10(土) 〜 2023/07/17(月)

泉屋博古館 

本展では、泉屋博古館所蔵の住友コレクションの中から、近世の人々の気分を映し出す物語絵と歌絵を選りすぐってご紹介します。

古来、語り読み継がれてきた物語は、古くから絵巻物など絵画と深い関係にありました。和歌もまた、三十一文字の世界が絵画化されたり、絵から受けた感興から歌が詠まれたりと、絵画との相互の刺激から表現が高められてきました。

物語絵や歌絵の特徴のひとつは、繊細な描写と典雅な色彩です。これは平安時代から宮廷や社寺の一級の絵師が貴人の美意識に寄り添い追求した「やまと絵」の様式を継承しています。桃山から江戸時代前期にかけて一気にその領域は広がり、ストーリーに流れる時間を表すかのような巻物、特別な場面を抽出してドラマティックに描き出す屏風など、長大な画面にさまざまな表現が生まれました。

また、古典文学は、後世の人々が自身に引き寄せて味わうことで、読み継がれ輝き続けてきました。それに基づく絵画もまた同様です。挿絵入りのダイジェスト版は昔から人気を集め、また物語を題材にした屏風や掛軸には特に印象的な名場面が選ばれ、当時の好みや解釈が反映されています。人々は、絵を通して文学に親しみ、そのうち自然と文学の根底にある普遍的な人生の機敏にも引き寄せられていったのです。

雅やかで華麗、時にちょっとユーモラスな、歌絵・物語絵の世界をお楽しみください。

展覧会概要

期間 2023/06/10(土) 〜 2023/07/17(月)
会場・開催場所 泉屋博古館
時間 10:00~17:00(入館は閉館30分前まで)
休館日 月曜日(ただし、7/17(月・祝)は開館)
料金 一般:800円
高大生:600円
中学生以下:無料
※20名以上の団体は2割引き
※障がい者手帳をご提示の方と介添者1名までは無料
※上記料金にて、青銅器館もご覧いただけます
注意事項等
  • 発熱がおありの方、体調のすぐれない方は来場をお控えください。
  • 状況により、やむを得ず予定が変更となる場合がございます。最新情報は泉屋博古館のホームページをご確認ください。
お問い合わせ TEL:075-771-6411075-771-6411
ホームページ https://sen-oku.or.jp/kyoto/

関連アートイベント

関連記事