Exhibitions展覧会

山本太郎 個展 「18/24-eighteen twenty fourth- 」

2013/07/13(土) 〜 2013/08/10(土)

imura art gallery 

平成のニッポン画家・山本太郎と放送作家・プロデューサーとして活躍する小山薫堂氏とのコラボレーションによって実現した展覧会。 日本の四季や年中行事を題材として独自の視点から描き出す新作「二十四節気シリーズ」を展示いたします。期間中の7/15には2人によるトークショーも開催されます。

【作品画像】小暑 信号松原図 (c)Taro YAMAMOTO courtesy of imura art gallery

現代日本を代表する人気画家・山本太郎と、放送作家・プロデューサーとして多方面で活躍している小山薫堂氏とのコラボレーションにより実現した新作個展です。

日本はそれぞれの季節ごとに違った表情をみせる、四季折々に美しい国です。そんな移ろい行く時間を、昔の人たちは24の季節に分け、それぞれに名前をつけ楽しみとしたり、実際の生活の中で活用したりしました。それが二十四節気と呼ばれるものです。また、年中行事もその季節に合わせて発展し、一年を通してお祭りのない季節はないといっても良いほどです 。

日本、特に京都の文化に強い思い入れと深い理解を持つ小山氏は、現代においても息づいている微かな気候の移ろいを感じ取る日本人の感性をテーマとした、二十四節気の作品シリーズ制作を山本に依頼しました。小山氏は全国でも人気の高い熊本県PRマスコットキャラクター「くまモン」の発案に携わるなど、生まれ故郷である熊本への強い思いから様々なプロジェクトを手掛けています。山本も同じく熊本出身、という繋がりをきっかけに今回のプロジェクトは発足しました。

今回の展覧会では、山本が制作した24作品のうち18点を展示。その後、秋(9/21-10/13)にイムラアートギャラリー東京にて残り6点を加えた24点全てを公開する予定です。
シリーズ完成後には、小山氏が亭主・プロデューサーを務める安政3年(1856)創業の京都の老舗料亭「下鴨茶寮」で、スタッフが使用する名刺デザインとして起用されることが決定しています。

季節や年中行事は、日本の長い歴史の中で繰り返し題材として絵画に描かれてきました。その伝統を受け継ぎながら、平成のニッポン画家・山本太郎が独自の視点から描き出す表情豊かな日本の季節を、ぜひご高覧ください。
 

トークショー&オープニングレセプション
小山薫堂氏× 山本太郎

日時:2013年7月15日(月・祝) 11:00~
出演:山本太郎、小山薫堂氏(放送作家、下鴨茶寮亭主/プロデューサー)

山本太郎 プロフィール

1974年熊本生まれ。2000年京都造形芸術大学美術学科日本画コース卒業。
2007年に現代美術の登竜門と呼ばれる「VOCA賞」を受賞、2012年には東山魁夷記念日経日本画大賞に入選。また同年夏、オーストラリア、シドニーに位置するニューサウスウェールズ美術館にて開催された、江戸前期から近代までの琳派の足跡を辿る展覧会「Kamisaka Sekka : Dawn of modern Japanese design(神坂雪佳:日本近代デザインの夜明け )」展にて、琳派の流れを現代に継承するアーティストとして作品が紹介されました。
その後アメリカ屈指の日本美術コレクションであるクラーク財団に屏風、掛軸の作品が収められるなど、近年国内に留まらず海外からの高い評価を 得ています。
山本太郎は、「ニッポン画」と自身が称する作品を通し伝統的な「日本画」という概念を今日の視点から再構成することを目指しています。四季を持つ日本の感性、そして古典文学や能への深い理解から生まれる画面には伝統と現代のモチーフが意表を突く組み合わせで混在し、独特のユーモアあふれる画面が構築されています。

展覧会概要

期間 2013/07/13(土) 〜 2013/08/10(土)
会場・開催場所 imura art gallery
時間 11:00~19:00(日・月・祝日休廊)
※ただし、7月15日(月・祝)を除く
料金 無料
お問い合わせ TEL:075-761-7372075-761-7372
FAX:075-761-7362
E-Mail info@imuraart.com
ホームページ http://www.imuraart.com/

関連アートイベント

該当するアートイベントはございません。

関連記事

該当する記事はございません。