ART KYOTO 2012(4/27-29)After Report Part.1@京都国際会館
GWの京都はまさにアートづくし!アートイベント盛りだくさん!でした。
皆さんはどこかお出かけになられましたか?
「京都で遊ぼうART」スタッフSはART KYOTO 2012へ行って参りました!
京都発・日本最大規模のアートイベントの様子を、振り返りながらご紹介します。
*****
前身である「アートフェア京都」(2010、2011)にもお邪魔させていただいていたのですが、規模が大幅に拡大&リニューアルされた「ART KYOTO」はどんな感じになのでしょうか...
どきどきわくわくしながら会場へ向かいました。
まずは今回は京都国際会館へ。
会場に足を踏み入れると、いきなり目の前にブースが!
展示室(アネックスホール)の外の通路も展示ブースになっていました。
こちらはGallery APAさん(愛知)のブース。手前の動物たちに思わず目が釘付けに...
これは小さい子も喜びそうです。個人的に壁のおしりが気になります...。
ちょっと遅い時間に行ったのですが、まだまだ盛況な様子でした。
ご家族でいらっしゃっていた方もいて、とてもよい雰囲気。
ギャラリーだとちょっと家族連れは入りにくいかもしれませんが、こういう広いブース展示なら子供も探検している気分で楽しめるように思います。
実際、お子さんが楽しそうに「これなあに?」とスタッフさんに尋ねている姿も見かけました。
(結構現代アートは手に取ったり触ったりさせてもらえるものも多いので、きっとよい体験になるはず!)
ホテル会場と違い、国際会館はパネルで区切っただけのシンプルなブース展示なので、その分展示の仕方の自由度が高いのがポイント。各ギャラリーさんの世界がそれぞれで繰り広げられているような感じをうけました。
また、大型の作品や、ブースをひとつまるごと使ってインスタレーション(空間展示)をしているところも!
ダイナミックな展示ができるのは、広いブース型会場ならではですね。
ちなみに上の写真はeN Artsさん。
たとえばこちらはneutronさんのブースですが、ブース全体に玉砂利が敷き詰められ、同じシリーズ・作者さんの作品をそこかしこに配置されています。
(作家さんは金理有さん。目玉をモチーフに使った作品はお子さんに人気だったとか。確かに宇宙人のお茶会のよう...!)
また、右側にあったこの黒い建物は茶室をイメージしたもので、せまーいにじり口を通って中に入るとまた作品が見られる、という趣向でした。ユニーク!
今回は京都での展示ということで、日本的な要素を取り入れたもの、和の雰囲気を意識した作品もちらほら見かけました。
こちらは先日東京から京都に引っ越していらっしゃったGallery FOILさん。
4月29日から開催された
禅居庵×FOIL 現代作家グループ展「今やらんで、いつやるねん。」
の主催さんですね。これから京都でどんな活動をされるか、楽しみ!
個人的に大変ビビっときたTEZUKAYAMA GALLERYさんの展示。
手前の黒いオブジェはLPガスのボンベを利用して作った茶釜!!いやはや、やられました...
こういう「!?」に出会えるのも、現代アートの面白さかなぁ、となんとなく思ってみたりします。
また、アートフェアといえば作品が購入できるのもポイントです。
でもちょっと国際会館の作品は大きなものが多くて素人にはちょっと手が出しにくいような...
いえ、そんなこともありません。気軽に買える小型の作品やアートグッズを扱っているところも結構ありましたよ。
こちらは変形するロボットみたいな作品!
下のほうにある円形の作品は、折りたたむとCDサイズになり、CDケースに収納できてしまうというデザイン。組み立てると鶴になったり、月の形のおしゃれなオブジェになります。
こちらではファッション雑貨として使える作品を扱っていらっしゃいました。
リボンではなくてプラスチック素材でできた蝶ネクタイや、かわいいコゼット(エンブレム風ブローチ)など...
ここはイギリス×日本のコラボレーション・アートプロジェクトで、まるでブティックやファッションショーの楽屋のような展示が印象的でした。映像も格好良くておしゃれ!
右を見ても左を見ても、どこもかしこも気になる作品だらけ!
あちこち見て回っているうちに、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
(閉館なので早く出て!とスタッフさんにご注意いただいてしまいました、すみません...)
国際会館会場はまさにアートの見本市。本当に各ギャラリーがそのまま全国各地から引っ越してきたような空間でした。
インタビューでもお話いただいていましたが、一度にあちこちのギャラリーさんを回ることはなかなか難しいもの。プロでもすべてチェックして回るのはとても大変なのだそうです。その点、アートフェアは一度にいろいろなギャラリーさんや作家さんの個性を楽しめる、貴重な機会なのです。
さて、ホテル会場の方はどのようになっているのでしょうか...わくわくしつつ、翌日はホテル会場へ向かいました。
<つづく>
※このほかの会場取材時の写真については、こちらにてまとめて掲載しています。
ぜひご覧ください。→ ART KYOTO 2012@京都国際会館(写真アルバム)
→ ART KYOTO 2012 についてはこちら!