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【レポ】《1》京都市京セラ美術館リニューアル!リニューアル内容&オープニング・ラインナップ発表

2019/08/30

2020年3月21日のリニューアル・オープンに向けて、現在準備が進んでいる京都市京セラ美術館(京都市美術館)。そのオープニング・ラインナップが8月28日に公表されました!
こちらに参加してきましたので、プレス発表会の様子やプログラム内容の詳細を、複数回に分けてみっちり!たっぷり!ご紹介します♪


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1933年(昭和8)に開館した京都市美術館は、現存する日本最古の公立美術館建築です。しかし80年以上の年月が過ぎ、設備や展示形態、アメニティ施設など様々な問題が浮上。そこでリニューアルに向けた大型プロジェクトがスタートしました。

京都市京セラ美術館のリニューアルに向けた建物の基本設計は青木淳さん・西澤徹夫さんが担当。昭和初期の建築様式や外観を活かしつつ、新たな機能や展示施設を備えた、過去と未来、古さと新しさを併せ持つ美術館として生まれ変わることになります。

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京都市京セラ美術館 新館長 青木淳さん(建築家)



そして美術館の新館長には、基本設計を担当した建築家・青木淳さんが2019年4月より就任!

代表作として青森県立美術館など多くの文化施設の設計経験を持つ青木さん。京都市京セラ美術館の設計にあたっては「人が集う新たな場所として提案しました」とのこと。

「京都市美術館の建つ岡崎の地は、平安時代は貴族の別荘であり白河天皇らが建立した御寺があった場所。江戸時代には各藩の屋敷が立ち並び、明治時代には内国勧業博覧会の会場となり、平安神宮が建てられ疏水が作られるなど、様々な"層"が重ねられてきた場所です。今回、そこに新たな層を加えることになります」


リニューアルで生まれる新たな展示空間!

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本館

昭和初期のレトロな建物外観はそのままに、従来から親しまれていた回廊型スペースは美しく整備されます。

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コレクションルーム イメージ


本館内には企画展示スペースや、美術団体などの公募展スペース、美術館の収蔵作品を常設する「コレクションルーム」が新設されます。約3か月ごとに入れ替えられますが、春には桜、冬には雪景色といったように、季節に合わせたセレクトで常に美術館が誇る名品が楽しめるようになります。
(有名作品・人気作品は年に一度は公開する予定で計画されているそうです!)

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天の中庭 イメージ



また、これまで非公開だった2つの中庭も開放され、竣工当時の外壁デザインを活かした、展示・イベント空間に。片方はガラス屋根をかけた室内空間「光の広間」、もう片方は屋根のないコートヤード「天の中庭」となります。コレクションルームの一部としてこちらに作品が展示されたり、インスタレーションを展開したり、ワークショップやイベントなどの会場にも使われます。

新館「東山キューブ」

新館「東山キューブ」は、現代美術の他、アニメやマンガ、デザイン、ファッションなどの展示スペース。これまで京都市美術館といえば、日本画や有名な西洋画の巡回展などが中心のイメージでしたが、これまで以上に多彩で幅広いジャンルのアートが集う空間となります。
新刊のこけら落としは、世界的に活躍する写真家・アーティスト、杉本博司さんの個展!(こちらの詳細はまた追記します!)


ガラス・リボン

本館正面には新たにカフェやショップエリアを備えたガラス張りのエントランス「ガラス・リボン」が新設。グッズや展覧会とのコラボメニューなども提供される予定です。
ショップ奥には三角形のミニギャラリー「ザ・トライアングル」も設置され、こちらでは主に新進作家の作品を中心に展示。外からも作品が見えるので"街にアートが染み出す"イメージをしているそうです。

美術館のリニューアルにあたってのコンセプトや、新たな施設についての詳細は、こちらの特集記事でもご紹介していますので、併せてご覧ください♪

京都MUSEUM紀行。Special【京都市美術館 リニューアル特集】


→ 次回はオープニング記念展覧会の詳細をご紹介!!!


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